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『鎌倉殿の13人』からの学びを活かせなかった子育ての禁じ手

いついかなる場合も反則なことについて

子育て・育児は大変です。幼い頃もそう感じていましたが、今と比べると可愛いものでした。

言語能力が著しく発達してる我が子。とにかく、口が達者で、説得を試みようとしても、何かしら言い訳したり、言い返して来たりと、すんなり納得することがありません。

先日も帰宅後、ひと悶着が……。友人と公園で遊ぶ約束をしたそうですが、まだ小さいことから一人で行かせるわけにはいかず。ボクはリモートワークをしていたので、家を離れられないと説明したものの納得はしてもらえませんでした。

思うに任せなかったことで我が子の怒りは沸点に。汚い言葉を浴びせられ、泣き叫び、何を言っても聞き入れてもらえませんでした。

そこで使ってしまったのです。子育て・育児の禁じ手を。

YouTube動画「えんまさまの言う通り」は、我が子が恐れる動画で、これを流すと話を聞いてくれるのですが、恐怖で押さえつけるので本来は使いたくないのです。でも、先日はにっちもさっちもいなかったので、使ってしまいました。

使った後、自己嫌悪に陥るのが分かっていながらも、使った自分に落胆しました。そして、今日の伊藤詩織さんの『BlackBox』を読んで、さらに肩を落としました。

我が子にとってボクがすることは、ほぼ回避不可能。謝り、こちらの言い分を聞くしかありません。力で押さえつければ、自ずと同じ状況になれば、委縮してしまいますよね。

一番、ボクが嫌いなことを、我が子にしてしまった罪悪感。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝が御家人をコントロールするために、御家人の中で武力に長けたものを見せしめとして殺めるシーンがあります。夫婦で嫌悪感を抱いたにもかかわらず、我が子を力ずくでなんとかしようとした自分を恥じるしかありません。

我が子の自主性、自己肯定を大切にしようと思っているのに、それと正反対のことをするなんて……ボクが空手有段者のオヤジに恐れを抱き、言いたいことを言えなかった過去があるのに。我が子も同じ状況にしてしまうとしたら……返す返すも情けない。

力や恐怖で押さえつけるのではなく、しっかりと冷静に言葉で伝えて、伝わらなくても何度も何度も繰り返し伝える。その努力を端折って安易な手段に逃げないように、大変だけどもやっていかなければと改めて思ったのでした。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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