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探究学習における広告会社の可能性

教育業界のクライアントと接する中で
入試広報の年間戦略策定や
プロモーションツールの企画制作以外にも
提供できることがあると感じている。
たとえばプロジェクトを通じたチームビルディングや
アイデアを広げるためのブレストワークなど
広告コミュニケーション会社が
仕事の中で毎日普通に行っていることがある。
 
前回の記事で書いた
広告会社の新しい役割にも紐づくことだが
教育分野における広告会社の存在価値は大きいと感じる。
 
 

答えのない問いに向き合う


いまや社会構造や産業の変化が急速に起こっており
ますます予測が困難な世の中になった。
 
少し先の予測も難しい時代には
答えがない課題のことの方が多い。
 
だから自分の頭で考え、
仲間とともにアイデアを交わし
納得解を生み出していくコンセンサス過程が、
唯一絶対の答えを探し出すよりも重要である。
 
それは教育分野でも強化されており
「探究学習」のようなカリキュラムが
文科省から各学校への指導要項に加えられている。
 
探究学習とは、単に暗記するだけの勉強法ではなく
自らが立てた問いに対する課題解決を
情報収集などのプロセスを経て
解決へと導く能力を育むための学習だという。

 
我々の本業で日常行なっていることが
下記のような学習要項に取り入れられている。
 
①課題の設定
②情報の収集
③整理・分析
④まとめ・表現

正解が一つではない課題に対して自らが考え、
ブレストや対話を通じて納得解へと導き、
情報を編集しながら対外的に伝えていく能力。


教室内でも教師の役割が変わってきており
事実や答えを教える人ではなく
問いを投げかけ、思考を活性化させるための
ファシリテーター役となる。
 
解決への道筋がすぐに見えなくても
主体的に考え、対話により生み出すアイデアの共創。
社会的な貢献へのつながりまで考えた課題意識の醸成。
 
まさにこれまで企業と取り組んできた我々のノウハウが
学校という領域でもっと活かせると感じている。
 
日本が直面している人材育成という社会課題に対して
多少なりとも貢献の一助になれるのならと思いながら。
 
ということで、学校向けに出前授業を始めました。
出前授業のご案内


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