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A6ノートを持ち歩く|スマホよりデカい紙のメモ

昨年から紙のノートを持ち歩くようになりました。

この習慣によって、日常で思いついたアイディアもくだらないことも、全てがひとまずノートに刻まれることになり、そのノートを失くさない限りは数日後にも振り返ることができるようになります。

もちろんnoteを始めたことも大きなきっかけですが、北海道の釧路をのんびりと旅行していたところ、その時に感じたことを何故だか無性に書き残したくなったことがきっかけのひとつでした。

機能的な話だけをすれば、スマホにメモをすれば済む話なのですが、ノートに書きこんだ方が圧倒的に快適な気分であることがわかりました。これには個人差があると思います。

それまではLINEの「リマインくん」というアプリをインストールしているので、忘れたくないことをリマインくんに対してメッセージを送ると、指定した日時にリマインドをしてくれていました。今も忘れたくないことはこの機能を使っています。

しかし、何かアイディアを書き込むという行為には、紙のノートがしっくりくる様です。これは、紙上にペンを好き勝手に走らせることができる自由度が、スマホにログを残す機能を上回るだけの快適さとクリエイティビティをもたらしてくれているのだと思います。

デジタルは今も進化し続けているので、紙のノート特有の自由度も、もしかしたら取って代わられるのかもしれませんが、今のところは圧倒的に紙のノートの自由度が高いように思います。

これさえあれば一人で暇を持て余している時間も、何かをクリエイトする時間に置き換わってくれます。毎日のアイディアを刻む感覚も非常に心地が良いものです。

そして、ここまで半年以上このノートを持ち歩いてコツコツと書き記す行為を続けていると、「紙にメモをする」という行為は、機能的な役割だけではなくて、とことんメンタルな行為なのだとわかりました。

本を読んだり、酒を飲んだり、散歩をしたり、それらと同じように紙にメモを書き記しています。この行為はメンタルな行為なので、デジタルで効率的に行うこととは、そもそもの発想が異なります。

不思議なことに、デジタルが加速している現代に敢えて紙のノートを持ち歩いていることに、更なる快感を感じている節もあります。それはまるでサブスク全盛の時代になったことで、現物を欲するアナログレコードへの需要が蘇った現象にも似ているかもしれません。

これからもしばらくは紙のノートをポケットに入れて持ち歩き、大したことのない毎日を少しでも価値あるものにすべく、コツコツとメモを書き記して過ごそうと思います。

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