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THEウイルスQ&A

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


2020年ごろから約2年半にわたり
ウイルスによる大流行が世界中で
発生しました。


人間の目には見えないウイルスの
感染の有無で
恐怖とパニックで自宅に籠ったり
マスクが手放せなかったですよね。


今回は、ウイルス全般に対する
Q&Aについてご紹介していきます。


Q1 ウイルスは手についただけでも
感染しますか?


A1 ウイルスは細胞の中に入って
はじめて数を増やすことができます。
普通は皮膚の上にいるだけなら細胞には
入り込めないので、ウイルスが増える
ことはありません。


ただし、ウイルスがついた手で目や鼻、
口などを触ると粘膜を通じて体の中に
入ってしまいます。


目や口を触らないようにガマンしても
うっかり触れてしまうことも
ありますよね。


だからこまめに手を洗ったり、
消毒したりすることが大切です。


石鹸や洗剤、消毒用アルコールがない
時は流水で丁寧に手を洗うだけでも
効果があります。


Q2 熱で殺菌できますか。


A2 はい、できますよ。
たとえば、ヒト免疫不全ウイルスや
C型肝炎ウイルスは80℃で1分、
B型肝炎ウイルスは100℃で2分
で死滅します。


ウイルスが熱に弱いのはカプシドの
たんぱく質が熱によって変形し、
細胞に吸着しにくくなってしまう
からです。


細胞の中に入っても変形したカプシド
を脱ぎ捨てることができず、
増えることができません。


ただし、ウイルスのなかには温泉や
熱水噴出孔から見つかるものも
あります。


反対に低温には強く、マイナス約80℃
で何年も保存できます。
氷河の中から、約3万年前のウイルスが
見つかったこともあります。


ウイルスは紫外線でも殺菌できます。
さらに、せきやくしゃみで空気中に出た
ウイルスは太陽の光にとっても弱いです。


Q3 細胞に感染していないときの
寿命の長さはどのくらいですか?



A3 せきやくしゃみなどによって
空気中に出たウイルスは時間がたつに
つれて感染する力がなくなっていきます。


どのくらいの間、感染する力を保って
いられるかはウイルスによって
違っています。


たとえば、
インフルエンザウイルスは12~48時間、
麻疹ウイルスは2時間以下、
B型肝炎ウイルスは7日間
といわれています。


ただし、それには
湿度や温度も関係していて
インフルエンザウイルスでは湿度20%、
温度10~20℃だと長生きしますが、
湿度50%以上、温度22℃では4時間くらい
で死滅します。


また、ステンレスのような
つるつるしたところと、
タオルのようなできぼこがあるところ
では、つるつるしているところのほう
が長生きです。


Q4 症状が現れなければ、
感染していませんか?



A4 症状がなくても感染されていること
もあります。感染後、ウイルスが増えて
症状が現れるまでの期間を潜伏期間と
いいます。


潜伏期間中でも、体からウイルスを
出している可能性もあります。
症状がおさまったあとでも、
しばらくの間、ウイルスは出ています。


インフルエンザのあと、熱が下がっても
すぐに学校に行ってはいけないのは、
そのためです。


Q5 ウイルスはどうして病気を広めて
回るのですか?



A5 感染する相手の事を宿主といいます。
ウイルスは宿主を病気にしたいわけでは
ありません。


子孫を増やしたくて感染したら、
たまたま相手が病気になってしまった
のです。


もし、感染相手が病気でつぎつぎに
死んでしまったら、ウイルスも子孫を
作れず、困ってしまうでしょう。


なかには病気にならずに平和に
ウイルスと共存しているケースも
あります。


Q6 同じウイルスに感染しても、
症状が重い人と軽い人がいるのはなぜ?



A6 体を守る免疫の力が、人によって
違うからです。免疫の力が強ければ、
感染してもウイルスがあまり増えない
うちに体から追い出せるから、
症状が現れないまま治ってしまうこと
もあります。


Q7 体の中にはいったウイルスを
追い出せますか?



A7 ウイルスに感染して熱が出たり、
具合が悪くなったりしても、
それは一時的なことです。


私たちの体には免疫が備わっていて
体の中に入った異物は
退治してくれます。


だから、しばらくすれば
体の中からウイルスはいなくなります。
ただし、ヘルペスウイルスのように、
体の中に入ると病気が治ってもずっと
体内に残り続けてしまうウイルスも
います。


Q8 ウイルスは洗濯で防ぐことが
できますか?



A8 洗濯をすれば、ふつうはウイルス
は流れていってしまいます。


また、エンベロープという殻で
覆われているウイルスの場合、石鹸や
洗剤を使うとエンベロープの脂肪が
壊れて感染する力を失います。


ただし、エンベロープを持っていない
ウイルスは石鹸などでは壊れません。
その中でも特に気をつけたいのが、
食中毒の原因として有名なノロウイルス
です。


ノロウイルスは細胞の外で1年過ごしても
感染力が残っていると言われています。
ノロウイルスがついている可能性のある
衣類は洗濯機に入れる前に
次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤や
熱湯で殺菌しましょう。


ということで、いくつかご質問への
アンサーをご紹介してまいりましたが
ウイルスは小さくてどこにでもいます。
避けて通ることはできないから、
相手のことをよく知って
上手く付き合っていくことが
大切ですね。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。

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今回の引用元は
東京理科大学教授
武村政春さんの著書
「ずかんウイルス」です。
こちらをジェンダー種族であるLGBTQや
ADHD・HSPなどの繊細敏感種族、
いわゆる繊細感覚派の方々が
生きづらいから生きやすくなるヒント
になるきっかけになることを願い
一部要約させていただいております。
ぜひ、お手に取って
読んでみてくださいね。

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