子どもの小さな成長を見つめる

前回の記事で、息子の初めての母子分離について書いた。あれから2回登園をしたが、園でお別れをする時にはまだ泣いているし、相変わらず室内遊びは不参加で見学をしている。

一見変わらないように見える息子。帰りがけに他の保護者に先生が「よく遊んでいました!」なんて声をかけていると、うちの子はいつまで泣くだろう…なんて何とも言えない気持ちになる。

しかし3回目の登園後、息子の帰宅時の発言の記録をしていて気がついた。息子は毎回ぐんと成長した姿で、私の前に現れ続けていたのだ。

それは帰宅時の様子。

2回目の帰宅時に「お弁当を食べてきた!」と嬉しそうに報告した。1回目の時にママと食べる…と残して帰ってきたお弁当。2回目にはもう食べてきた。

前回の記事に書いたように、お弁当についてはママへの思いと、皆と食べる自分を実現したいという思いが混在していた。なので、私はそのタイミングを本人に委ねていた。

「皆と食べてみたい気持ちが叶って良かったね。嬉しいね。」と一緒に喜んだ所、うんうんと笑顔を見せた。

そして3回目、息子は帰ってくるなり「返事をしたの、はい!の返事を元気にしたのよ!」と興奮しながら報告してきた。わたしが「それは緊張したでしょう、よくお返事できたね。」と言うと、「してみようと思ってたんだよ。」と答えた。

息子は必ず充実感や達成感を持ち帰って帰宅していたのだ。自分でやってみたいことや手が届きそうなことを、誰にも命令されることなくちゃんと見つけて、試して、そして出来たという喜びをもって帰ってくる。自主性とはまさにこういうことだと思うし、意欲があるとはこのような姿だと感じる。

それに気がついて、他の子と比較してしまったことや息子を信じていなかったことを大いに反省した。「お別れが寂しい時は泣いても良いよ。」と自分で言ったではないか、気持ちはありのまま、どの成長のタイミングも自分で選ぶ。大人は受容し、必要な時は手を貸せば良いだけだ。

1回目の記録、2回目の記録、3回目の記録…よくよく読み返すと、段々と園での感想も増えてきていることがわかる。また次第に自分のことだけではなく、友だちや先生のこともよく話している。

スモールステップ、息子はちゃんと自分で選んで階段をのぼっていっている。

子どもの成長見つめることは改めて大切だと感じる。大人も子どもも人との関わりで育っていく。

また新しい息子の姿を楽しみにしよう🍀




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