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吃音を引き出しやすい/引き出しにくい問いかけ


⇧リール動画をどうぞ

ここでは、動画の余談話を。

吃音って、苦しそうに話しているように見えるから、
聞き手側も、辛くなる。
そんな相談を受けることが多いです。

ただ、当事者の話を聞くと、
「(話している時)全然、辛くない」という人も多い。
そう、ギャップがあります。

気をつけないといけないのは、

ついつい、心配そうな顔を聞き手側がしていると、
子どもにとっては、
「自分が話すたびに、何だか悲しそうな顔をされる」と、捉えやすいこと。

これって、発音が不明瞭なタイプの子どもにも共通することで。
子どもは、発音が違う、不明瞭なことへの自覚が薄いから、
「何で、自分が話すたびに、心配そう/悲しそうな顔をママはするんだろう?」と思ってしまう。

吃音の自覚は、いくつか段階があって、
気づいていない時期、
ちょっと、あれ?何だか変だな?変かも?と思う時期、
自覚がある時期、
○で始まる言葉が言いにくい、など、具体的に自覚している時期、
言いにくい言葉を、別の言葉で言い換えて、回避しようとする時期、
などがあります。

これに、手足をこう動かしたら、言いやすい、とか、
体全体でリズムを取るようにしたら、言いやすい、などの、
体を使って話しやすさを工夫する時期も同時に出てきます。

ということで。
話すこと、そのもの、会話そのものを楽しく。
それを子どもとのやり取りで、心がける。
それがまずは、一番大事かなと思います。

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