人を「許す」ということ



この半年は信じられないようなことが何度もおこった。


学校の授業が始まるのが30分遅れることも

電車が1日走らないことも

レストランの中にどこかの知らない犬がいるのも

店員さんに無視されるのも

停電が一日3回も起こることも

夜中にずっと爆竹がなる日があることも


初めのうちはびっくりして、信じられない。。と思っていたけど

だんだんと「そんなこともあるんだな」と慣れていった。


想定外のことは、海外では当たり前。だから、一度「そんなこともあるんだな」と視野が広がったことは、日本に帰ってきてからも変わらない。

そして、そんな信じられないことを受け入れて、幸せに生きている国や人はたくさんいる。マイナスなことばかりではなく今までの自分には信じられないくらい面白いことや楽しいことが起こることもある。だから、大抵のことは自分がイライラしたり、嫌だなと思っても、そう思わない人もいる。

そういうことを知れたことは自分にとってとても大きな影響。海外に何しに行くの?という質問はよく受けるけど、これを知れただけでもすごく勉強になる。

そんな想定外のことが起こっても、「なんか楽しい!すごい!」と楽観的に考えられることが増えたのは半年前の私には信じられないことでもある。



でもたまに自分にも寛容になりすぎて、適当になりすぎちゃうこともあるから、その辺は注意していきたい。



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自分にとっての当たり前ってきっと自分の育った環境が大きく関係しているんだと思う。

ただ「寛容な人」と言っても人によってどのくらいかは変わってくるけれど、以前より私は色々なことを「許せる」人になった。


人を許すのって簡単なことじゃない。理不尽なことをされたら誰だって嫌な気分になるし、意見が食い違うことも普通にある。私は、何でも許してあげるのはいいことだとは思わない。けれど、色々なことを「そんなこともあるんだな」と許せるようになったことは、大きい成長だ。だから、そんな人が一人でも増えますようにと思う。


電車で赤ちゃんが泣いていても、店員さんがミスをしても、少しづつ許せる人が増えて、少しづつ寛容な社会ができていきますように。


さり

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