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夜のプリン

君に会えるのを、ずっとずっと楽しみにしていたんだ。

僕は君に出会えた時、本当に本当に心が飛び跳ねた。君に出会ったのは、駅の構内にあるKALDIだった。僕が紙コップに入ったコーヒーを片手に店内をうろうろしていた時、君が僕の目に飛び込んできた。

え? 何でこんなところにいるの? と僕は驚いた。

だって絶対に、君とは二度と会えないって思っていたんだ。
いつの日だったか、君は知らないうちに僕の前から姿を消した。僕はずっと君を求めていたのに、君は欠片も残さず、僕の前から跡形もなく消えたんだ。

その君がまさか僕の目の前にいるなんて!
だから僕は、思わず君を抱きしめたんだ。

その瞬間、絶対に家に君を連れて帰ると、僕は決意した。ありがたいこと君も同意してくれて、僕の家までついてきてくれた。僕はその時、文字通り浮き足立っていて、すでに気持ちはふわふわとしていた気がする。

家に帰り着いたものの、流石に君をすぐに脱がせるわけにはいかないと思った。あまりに興奮しすぎだと。がっつき過ぎて、君に愛想を尽かされるわけにはいかない。ここは慎重に行動しないといけないことぐらい、流石の僕にだってわかる。

君が僕の家に少し慣れた頃、僕は君をそっと抱き寄せた。

体が冷え切っている君。
少し緊張しているのかと、僕は心配になる。

けれど、君は僕を受け入れてくれた。
すべてを脱いだ君の柔らかさは、この世のものとは思えないくらいの柔らかさだった。

僕だって初めてじゃないのに、この胸の高鳴りはまるで初恋のようだ。

こんがりと日焼けしたような褐色の肌。その上には綺麗な栗色の髪。僕が栗色の髪を撫でると、サラサラと滑らかに滑り落ちる。美しく滑らかな褐色の肌は、触れるだけで壊れてしまいそうなほど、柔らかだった。

僕はゆっくりと君を口に含む。舌で潰すと君はとろとろとほぐれていく。君は僕を受け入れて、僕と一つになった。

ぷんと鼻から芳醇な香りが抜けて、僕の頭はクラクラと酔ってしまう。君ってやつは見た目だけでも僕を誘惑するのに、まさか中身まで僕を魅了してしまうなんて。僕は完全に君の虜になった。毎夜でも君を抱きたい。それくらいに君は本当に魅力的なんだ。





脱ぐ前
脱いだ後
口に含んでいる途中
君の正体


KALDIのウイスキープリン。ずっと探していて、先日やっと見つけました。

見つけた時の感激たるや!
まだ食べたことがなかったので、好みの味か分からないしと、とりあえず夫の分と2個購入。

購入した日の夜、早速いただいてみましたが、本当にめちゃくちゃ美味しい!
カラメルの部分にもウイスキーが入っていて、どこを食べてもウイスキーの風味が感じられます。

開けた瞬間は、少しウイスキーの匂いがするかな? というくらいでしたが、一口、口に含むと鼻からウイスキーの匂いが抜けて、そして口の中には卵と牛乳のこっくりとしたプリンの味わい。

舌触りは滑らかで、スプーンが止まらない美味しさでした。

やばい!
これ好き!
マジで好き!

と語彙力は明後日の方に追いやられてしまうくらい好きな味だったので、次の日、再びKALDIに行き追加購入。

毎日食べるとすぐになくなってしまうので、一週間に一個だけ、なにかを頑張ったご褒美に食べようと思います。





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