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地獄の果てまで徹底討論④「学校の宿題って,本当に必要❓」編

 賛否両論あるテーマに対して,多種多様な考えに触れたり交流したりできる,風を切って令和時代を先取る魅力的なコーナー(♯よく言った😜笑)「地獄の果てまで徹底討論シリーズ」(♯ネーミングの賛否はフワっとしといて🙄)

「地獄の果てまで徹底討論シリーズ第四弾」のテーマはズバリ,学校教育で議論され倒している「宿題」です✨👍これに関してまず,これだけ議論されているのに,実際に小学校では宿題がほとんどなくなってないのは何故なんだろう❓🤔という疑問が生じます。(♯以前の夏休みの宿題と重なる部分はありますが💦)学校現場で宿題が出され続けるのは,この議論に明確な答えが出ているからなのか,変化することを避けているからなのか⁉️どうなのでしょうか⁉️では,さっそく行ってみましょう👍

ここでいう「宿題」とは,全員に同じ課題を毎日強制的にやらせる事とします。

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 私は,小学校で毎日出される宿題に一定の効果はあると思いますが,必要ないと考えています。その理由は,誰のためにもなっていないどころか,むしろ弊害を生んでいるからです。子ども,保護者,先生の3つの視点から具体的な根拠を挙げてみます。

 まずは子どもの視点から。宿題に対する子どもの考えは2通りです。やるのが楽しいと思う子どもと,楽しくなくて苦痛に思う子どもです。

 前者にとって弊害なんてないと思われがちですが,そうではありません。毎日やる事を与えられ,何も考えずに学習するため,本当の意味での主体性は育ちません。宿題をやるのが楽しいと思えるのは素晴らしいことです。そんな素敵すぎる子どもたちに,わざわざ思考停止になるような仕組みを与える必要なんてありません。彼らは宿題に頼らなくても,自ら学ぶ方法と学ぶことの楽しさを,丁寧に正しく教えれば,自分の力でもっと楽しくもっと深く学べる力を確実に持ち合わせているからです。

 後者にとっては,もはや言うまでもなく意味を為していないのがわかります。楽しくない,苦痛だと思っているけれど,やらないと怒られるからやっている状態です。本当の学びなんて存在し得ません。さらに,それをずっと続けていくわけですから,負のスパイラル,良い効果があるわけないですよね。

 次に,保護者の視点から。親としては,学校で宿題が出されていれば,無意識のうちに「宿題をやりなさい,と子どもに言っていればいい」「宿題をやらせておけばいい」という思考が根付いていきます。「宿題きちんと提出していますか❓」「毎日,きちんと提出していますよ」で安心して,それが子どもにとって意味のある学習になっているかどうかに,意識がいかない思考停止状態を生むからです。

 最後に,先生の視点から。毎日全員が宿題を出しているかチェックするという,何も生まない作業がなくなります。なぜ毎朝チェックするかというと,クラスみんなの宿題がキチンと提出されなければならないという謎のバイアスがかかって,先生もそれを目指しているからです。(♯全員出したらシールとかご褒美とか😱)適当にやってても「出してりゃいい」という子どもが育つ環境です。そのチェックがなくなれば,提出してない子どもにイライラしなくなり,心に余裕ができて,授業の質は確実に上がり確実に子どもに返っていくと思います。

 以上のことから,学校の宿題は必要ないという考えです。もちろん,家庭環境等に差があることは理解しています。家庭学習が困難な児童には,その子の学習に対して,支援していく事も必要です。学習習慣の定着のための声も分かります。ですが,本当の面白くてやりたいことなら,学び方さえ知っていれば子どもは勝手にやります。家庭環境へ配慮,学習習慣の定着,どちらも全員に同じ課題を強制的にやらせる宿題という形でなくても良いはずです。新しいスタイルに切り替えていくべきタイミングだと思います。


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