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共存共栄していきたいけど、共存すら危うい?〜オランダ難民分散法の波及

共生の理想と現実の間で

オランダにおける最新の難民問題への対応策は、共存共栄の理念と現実の狭間で揺れています。今回議論されている「難民分散法(Verspreidingswet)」は、難民をオランダ全土に平等に分散させることを目指しています。この法案は、難民収容所の混雑解消と地域間の負担均等を図るものですが、社会の中には様々な意見が渦巻いています。
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共存すら難しいの・・?

アムステルフェーンの私の住んでいる地域の近くにも難民収容所の建設の話が持ち上がっているらしく、先日、マンションの大家さんが騒いでいました。イスラエル系の人が多く通う学校も近くにあり、そんな施設が同じ空間に存在したら、地域の安全はどうなるか…。住宅もただでさえ枯渇している状況。市民に開かれたディスカッションの場があるらしく、そこに苦言を呈しに行かなくては!と意気込んでいました。 色んな人種が入り混じるオランダでは国際情勢がそのまま地域に反映されるような空気感を感じます。多様性とインクルージョンを大切にしようという価値観があっても、共存すらも難しいことってあるのだろうか。

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