元オタクが、子育て仲間が増えるよう念じる話


2人の娘の父の元オタクが、オタク仲間たちに子育ての楽しさを宣伝し仲間を増やそうとする話です。(やたらと、子供が可愛いが連発されます。)
なお、ここでのオタク仲間は地元の友人グループでもあり、距離感は近い間柄です。



正直、オタク活動に全力なヤツらを羨ましくも思う


私は「子供は良いぞ!結婚は良いぞ!」と声を大にして言いたいのに、仲間内では愚痴を言い、苦労アピールをしてしまいます。

なぜなら、私のオタク仲間はほとんどが独身で、アイマス・艦これといったゲームや声優さんが共通言語のバリバリ現役ガチ勢。
もちろん、それは良い。
とても良い。
私も知っている。画面の中の嫁が最高に可愛いということは!

しかし、2次元は2次元の良さがあるように、我が子の良さもある。
私は知ってしまった。
子供って天使で小悪魔…!
この攻略の難しさを、気のいい友人たちと語り合いたい…!
空気なんて読まずに、叫んでしまいたい…!

この気持ちを文字にするとどうなるのか、思うままに書いてみます。

※社会・経済状況によるハードルは本稿では触れません。
「子育て(結婚)より趣味の時間(独身)が楽しい!」という方(主に私の友人たち)に一石投じたい話です。


趣味の時間は減る。しかし楽しい時間は増えると思う

子育てが始まると、それはもう時間を取られます。
我が家ではPS4が封印され、夫婦揃ってデレステは引退になりました。

そう、子育てをするという事は、趣味(ゲームやアニメ、イベント)に割いていた時間が減るのです。
特に、ライブ等のリアルイベントは参加のハードルが上がると思います。
移動も併せると最低半日、パートナーに子供を託すのか。
割り切って託児サービスか…?
実際は参加を見送り、ウェブ配信やBD販売に望みを託すことになるでしょう。(お小遣いが足りれば)

『今』が充実している人にとって、『自分の趣味の時間が減る』こと、これは大問題です。
そのため、優先度として
『結婚&子育て≦自分の時間』
という方、多いのではないでしょうか。
だって世の中、個人では消費しきれない程コンテンツが充実してますしね。

しかし私は主張したい。
確かに子育てによって趣味の時間は減ります。
日々の充実度が一旦は下がるかもしれない。
そのかわり、新しい楽しさが待っていることを!


父になって感じた事

子供が出来てから、自分の中の知らなかった回路(みたいなもの)が動き出した気がします。
こんなに我が子って可愛いんだ、日々の成長が嬉しいんだ、という驚きがあります。
これは、今まで感じていた「子供カワイイなぁ」とは一線を画す、我が子への愛おしさでした。

もちろん、自覚的にも相対的にも、一番劇的に変わるのは、妻から母にクラスチェンジするパートナー。
ですが、男親でもなんだか開眼した気分にはなります。
(夜泣きに対応する母性と体力と根性が備わる母親は、まさに進化)

この感覚を、何と言語化すれば上手く伝えられるのでしょうか。
画面の中の嫁には微課金勢だった我が家夫婦。
しかし、子供という名のリアルアイドルが来てからは、我が子に廃課金な勢いです。
(比喩表現です。常識的な範囲で生活しています、たぶん。)

決して、子育てせずに趣味に生きる事を否定したいわけではありません。
充実した時間を過ごし、同好の士と過ごす時間は何ものにも代えがたいです。
かく言う我が家も、子供を寝かせた後はアニメを見たり、ラノベや鬼滅を読んで過ごしています。
一度ハマったサブカルチャーという沼は、簡単には抜け出せない楽しさがあります。

しかしながら、子育てには、いままで私の知らなかった領域の可愛い!楽しい!がありました。
老後の子供の有無なんて先の話ではなく、今が既に楽しい。子供すごい。

ゲームやアニメを勧めるなら、
「1度触ってみてよ!」「初回放送だけでも見てみてよ!」
で良いのですが、子育てはお試し提案が出来ないのが難しいところ。
この、「一度経験すれば分かる(沼る)」的な感覚を子育てに使うのが適当かは分かりませんが、個人的にはそんな気持ちです。


楽しいことは沢山ある

”嫁”に尽くし、全力を注ぐのと同じくらい、子育ては楽しいです。
愛のあるプロデューサーや提督やマスターが、愛のある父(母)を兼業してくれると、増えてくれると、嬉しく思います。


子育てオンリーでなく、趣味の時間オンリーでなく。
どちらも楽しむ仲間が増えると良いなと思いながら、この乱文を終えます。


子供のこと,レイソル,サブカルのごった煮で書いていこうと思います。