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【なんちゃって感想文】

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読書感想文のようなもの。 "なんちゃって"を付けて気恥ずかしい気持ちを紛らわしています。
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西村正著『司馬さんに嫌われた乃木・伊地知両将軍の無念を晴らす』【なんちゃって感想文📕】

西村正著『司馬さんに嫌われた乃木・伊地知両将軍の無念を晴らす』【なんちゃって感想文📕】

(730文字)

インパクトのあるタイトルに目が止まり、図書館で借りてみました。

シンプルに説明すると、小説『坂の上の雲』での乃木希典と伊地知幸介の行動を、実際の史実と比較したものです。

『坂の上の雲』の舞台である日露戦争で、乃木希典は旅順攻略戦の指揮をとり、伊地知幸介は参謀長を務めました。

小説では、旅順攻略に3回の総攻撃を行い、最終的に203高地を占領するまで6万人近くの死傷者を出した乃

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垣根涼介著『極楽征夷大将軍』【なんちゃって感想文📕】

垣根涼介著『極楽征夷大将軍』【なんちゃって感想文📕】

少し前に足利尊氏に関する投稿をしました。

その際、フォローさせていただいているはーぼさんからコメント欄で「尊氏を主人公にした小説が直木賞をとりました」と教えていただきました🌱

これは読まなくては!
と、新しい尊氏に会うべく購入。

またつらつらと感想を述べさせてください😊

ストーリータイトルの「極楽征夷大将軍」とは、作中で「極楽殿」と呼ばれている足利尊氏のことです。

しかし、物語は最後

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富樫倫太郎著『北条氏康』【なんちゃって感想文📕】

富樫倫太郎著『北条氏康』【なんちゃって感想文📕】

(1300文字)

富樫倫太郎さんの『北条氏康 二世継承編』を読んだので、好きなところだけ語ります。

ストーリータイトルの通り、戦国時代の武将・北条氏康を主人公とした時代小説です。
具体的には、氏康の幼少期から始まり、初陣である小沢原の戦いまでが描かれています!

主人公は北条氏康ですが、二世継承編という題の通り、父・氏綱から氏康に家督が渡るまでの物語なので、氏綱も主人公だと言えるかもしれません

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