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私は「化学物質過敏症」です。そして「放射性物質過敏症」もあります。

私は「化学物質過敏症」です。

このNoteでは、いろいろ健康自慢をして来ましたが、ネットでは自慢話は共感が得られないのは常識ですね。
そこで、今回は私の弱味である「化学物質過敏症」の話です。

医者から「化学物質過敏症」だと診断されたわけでは無いのですが、はっきりとした自覚症状があります。

私が「化学物質過敏症」を自覚したのは、子供の頃です。
家の車を新車に買い替えた時、新車特有の「いかにも化学物質」=「揮発性有機化合物(VOC)」の匂いで気持ち悪くなるのです。時代は1970年代の日本の高度成長期、経済成長優先で公害問題が一番深刻だった時代です。「化学物質過敏症」なんて言葉もなければ、そんな病気があるとも考えられていなかった時代です。
今の新車は化学物質の匂いは抑えられていると思いますが、当時は本当に強烈な化学物質臭がしたのです。逆にそれが新車特有の匂いだとして新車に乗る庶民のステータス心をくすぐっていたようにも思います。(新車の匂いが好きだという人も少なからず居ました。)
それから10数年?後、やっと「シックハウス症候群」という名前で徐々に認識されるようになった気がします。
当時、新車の「化学物質」臭で気持ち悪くなっていた私の対策は、干物の「スルメイカ」をこまめに食べる事です。
「スルメイカ」の強烈な臭いが「化学物質」臭を打ち消してくれるだけでなく、消化の悪い「スルメイカ」のお陰で、ムカムカしていた胃が活発になるので、不思議と気持ち悪さも解消したのです。

他に体調の異変を自覚できる化学物質は、「車の排気ガス」「たばこの煙」「ほこり(粉塵)」などです。
こられは普通の健康な人でも駄目な人は多いとは思いますが、私は特に敏感なようです。
まず「ハウスダスト」が全然ダメで、部屋を掃除すると、その日と翌日は鼻水が止まりません。築年数の古い家に行くと、くしゃみ&鼻水が止まらなくなります。
私の職場は浅草にあるのですが、2年間程、東向島から浅草まで(片道4km)自転車で通っていた時期がありました。健康に良いと思って自転車で通っていたのですが、道路(国道6号)を走る車の排気ガスが酷くて喉が痛くなり「ぜんそく」のような症状(特に冬場)がなかなか収まらなかったので、東向島から事務所の近くの浅草へ引っ越し、自転車通勤を止めると症状はなくなりしました。浅草の空気が綺麗だと決して思いませんが、幹線道路での排気ガスや粉塵の濃度は桁違いに高いのではないでしょうか?都心の街中をランニングしている人も多いと思いますが、健康に良いとは私には思えません。

そして、私は「放射性物質」にも過敏に反応するようです。
2011年3月11日の東日本大震災での福島原発事故により放出された「放射性物質」。
最初に自覚したのは、原発事故発生後の3月15日、東京に雨が降った日です。たまたま外出していたのですが傘を持っていた手の甲に雨粒が当たり、しばらくすると手の甲がヒリヒリと痛むので、漠然と「このヒリヒリした感じは放射性物質?」となんとなく思っていたのです。後の調査で3月15日頃関東にも放射性物質が拡散していた事がわかり、その時の雨に当たったヒリヒリ感は放射性物質だと確信しました。

そして、その1ヶ月半後、東北へ取材へ行ったのですが、東北自動車道の福島付近を走っている時、顔がヒリヒリしてくるのを感じました。雨に当たった手の甲のヒリヒリする感覚と同じです。日焼けした後のヒリヒリした痛みと似ています。
車のエアコンの送風口が外気取り入れ状態になっていて、その外気がちょうど顔に当たっていたのです。
その時点で「放射性物質が顔に付いてヒリヒリしている」と確信したので、送風口を内気循環に切り替え、すぐパーキングに入り顔を洗いました。
ただ、顔は洗えばなんとかなりますが、気がつくまで吸っていた空気中の放射性物質がかなり肺の中まで付着してしまったと思います。将来、私がもし肺がんになったらこの時の放射性物質が原因かもしれません。

こんな感じの私の「化学物質過敏症」や「放射性物質過敏症」ですが、考えようによっては、人体に害を与える有害物質を早めに検知できるセンサーを持っている、と考えれば、悪く無いのかも、と思うようにしています。


よく、「ジャンクフードやコンビニ弁当(おにぎり、サンドイッチ)は添加物が多いから不健康だ」と言われます。
ロケで地方へ出かける時、食事はついコンビニで買ったおにぎり、サンドイッチですませたり、運転中にジャンクフードを食べたりと、普段の食生活とはまったく異なった食事をする事があるのですが、2日目には、口の中に違和感(軽い痛み)を感じるようになります。
口の中に違和感というのは、口内炎ができそうな前兆、という表現すればわかるでしょうか?
口内炎ができるほどでは無いのですが、口の中に違和感(軽い痛み)が出てくるのです。でも、食事内容を改めれば、1日、2日後には正常に戻ります。

最近、ちょっと気になっているのでは「水道水」です。
飲み水や料理に使う水は、「水道水」は避けようとペットボトルのミネラルウォーターを使うようにしているのですが、そうは言っても全ての水をペットボトルにするのはコストがかかるので、手抜きをしてよく「水道水」も多く使ったりしていました。
「水道水」を飲む事による大きな体の異常は特に無いと思っていいたのですが、どうやらそれは怪しい?と思う所があったのです。

症状は酷くは無いのですが、以前から原因不明の湿疹(皮膚のかゆみ)」や夏の時期には「あせも」ができる事が時々あります。
何が原因なのかずっとわからなかったのですが、酷い症状では無いのであまり気にしていませんでした。
ある時、ふと「もしかして水道水が原因かも?」と疑うようになり、ネットでいろいろ調べてみるとますます疑わしくなってきました。
そこで、飲み水や料理に使う水は全てペットボトルの水に完全に切り替えました。
今の所この夏のは「あせも」ができる事はありません。原因不明な湿疹も大丈夫なようです。
思い込みによる「プラシーボ効果」かもしれませんが、改善したという結果が大事です。

そう考えると、昨年発症した帯状疱疹。

帯状疱疹はもちろん潜伏感染していたウイルスによるものですが、そのトリガーになっていたのが、原因不明の湿疹でした。
湿疹は特に水痘のようなブツブツはできず皮膚の表面がかゆいだけなのですが、その時は、原因不明の湿疹がしばらく続き、ある時から水痘のようなブツブツが出来てきて「今までと違う。なんかヤバイ?病気かも」と異常を感じて病院へ行ったら帯状疱疹だったのです。
「帯状疱疹」が発症する原因は一般的には「免疫力が弱くなった時に発症する」と言われているのですが、私には腑に落ちませんでした。他に体調が悪いとか体がだるいとか、そういう感じはまったくなかった時でした。原因不明の湿疹が関係しているだろう?とは思っていのですが、その湿疹の原因がわからなかったのです。
「水道水も化学物質過敏症の原因となる物質が多く含まれている」と意識して考えてみると、水道水が怪しいと考えたのです。

もちろん、これらの不調の原因が水道水だと確定したわけではありませんので、引き続き様子を見ていきたいと思っています。化学物質過敏症が過敏な人は、ペットボトルの水でさえ反応するようです。水分は1日に多量に摂取するだけに甘く見ない方がいいのかもしれません。

残念ながら「化学物質過敏症」の治療法は原因となる物質を除去する事くらいしか対処法が無さそうです。
長年筋トレをしていても「化学物質過敏症」は治らないようです。
症状を軽くする位はできるかも?しれませんが、根拠はありません。余談ですが、コロナ自粛期間中は、部屋の荷物整理と掃除で大量のホコリまみれの日々でしたが、「ハウスダスト過敏症」はかなり軽症になっていた事に気づきました。くしゃみ&鼻水も、特に対策しなくても1,2時間後には収まるようになりました。(以前は、翌日まで継続)

先程も書きましたが、人体に有害な物質に反応する事は、健康を維持する為には正常な反応です。
人体に有害な物質に無頓着で継続的に摂取し続けてしまうよりは、体調の異変で早期に気づき回避できるのですから化学物質に対する免疫反応です。
そもそも全ての「アレルギー」は免疫の過剰反応でしたね。

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