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〇りんご農家から全国発送 〇おいしいりんごが出来るまで http://sato-far…

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〇りんご農家から全国発送 〇おいしいりんごが出来るまで http://sato-farm.jp

記事一覧

慌ただしい春の作業とマルチタスク

暖冬小雪だった冬から、あっという間に桜の開花、リンゴの花も開花そして現在はリンゴの花も散り、少しずつリンゴの実も膨らみ始めてきました。 りんごの花の開花までに …

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3日前
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スマート農業が未来なのか?

お疲れ様です。少しずつ春の匂いしてきたこの頃。園地では剪定作業の真っ最中。鋸に着く樹液の量でりんごの木も動き出してきたと感じ、気持ちも焦り始めてきた園主です。 …

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2か月前
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りんご栽培は矛盾の克服

りんご栽培は矛盾の克服だと先輩に言われたことがあります。 当時の僕には何を言っているのだろう?そう思った記憶がある。 りんご栽培に携わり15年以上が経ち、収納した時…

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2か月前
4

毎年がニューノーマル

お疲れ様です。1月も後半となり、いつもの年なら木に積もった雪下ろしや降雪によって埋まった枝の掘り起こしなど“木を守る作業”をしているのだが、今年は今までに経験し…

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3か月前
3

剪定鋸と早い春

お疲れ様です。年末年始と体調を崩し強制的に長期休暇となりしっかり寝正月を堪能した園主です。おかげで体調も万全。 剪定を楽しめるか?作業になっていないか? さて、…

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4か月前
1

りんごの収穫終了と反省色々、そしてありがとう

お疲れ様です。11月上旬から主力品種サンふじの収穫が始まり。日中は収穫、夜は荷造り作業という一年で一番忙しい日々を過ごしておりました。今日でようやくご予約分を発送…

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5か月前
4

猛暑の次は爆弾低気圧。そして鳥さん

お疲れ様です。 ここ青森もようやく秋めいてきて、暑がりの園主でも股引きを履いて畑へ向かう季節となりました。 裸になって作業もしたいと思っていたほど暑かった夏。果…

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6か月前
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ロイヤルカスタマーに支えられて

お疲れ様です。超農繁期に突入です。 りんご農家は主力品種ふじの収穫が始まる11月が一番忙しいと言われますが、実は10月が一番忙しいです。中性種の着色管理や収穫に…

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7か月前
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トキというりんごのポテンシャル

お疲れ様です。連日の夏日からようやく解放され、農作業もしやすい気候となりつつあります。最高気温は25度。なんて清々しい気持ちで作業ができるんだ。トンボも飛び始め…

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7か月前
5

「美味しい」は難しい

お疲れ様です。9月入り朝晩は涼しくなるのかと思いきやまだまだ残暑は厳しそうです。夏バテ継続中の園主でございます。 さて、今年の夏は日本全国酷暑となりました。「青…

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8か月前
4

異常が通常に、基本は常に変わる

6月の健康診断で胃の再検査をする様言われ、本日人生初の口から胃カメラをやった園主です。口からの胃カメラは苦しいと聞いていたがこれほどまで苦しいとは、、、。そんな…

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8か月前
4

「負け太り」という言葉

連日のように大雨のニュースが報道されていますが、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復旧を願わずにはいられません。 ここ青森も昨晩よ…

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10か月前
3

摘果終わってまた摘果

連日の夏日の中、先日ようやく1回目の摘果作業が終わりました。家族やスタッフの頑張りもあって平年並みのペースで終えることができました。 りんごの花が咲いてからという…

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10か月前
2

結実確保の努力はしたか?

お疲れ様です。連日の摘果作業により手の指が悲鳴を上げている園主です。 園内ではようやくりんごの実も膨らみ始め、結実状況が把握できるようになってきました。場所や品…

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11か月前

りんごの花も満開〜

全国各地、今年は春の訪れが早くあっという間に桜の花も散りました。 桜の開花から7〜10日ほどでりんごの花が咲くと言われていますが、早咲きの桜だということはもちろんり…

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1年前
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有機農業が正義か?肥料高騰で考えること

お疲れ様です。本厄だからなのか?農機具の調子が悪くチェンソーはエンジンがかからず、運搬車はセルモーターが壊れ、家のWiFiの調子もわるい、、、 まだ体の調子だけはい…

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1年前
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慌ただしい春の作業とマルチタスク

慌ただしい春の作業とマルチタスク

暖冬小雪だった冬から、あっという間に桜の開花、リンゴの花も開花そして現在はリンゴの花も散り、少しずつリンゴの実も膨らみ始めてきました。

りんごの花の開花までに

4月上旬に剪定作業も終わり、剪定枝の片付けや伐採した木の伐根、そして園内の排水不良だった場所に暗渠パイプをやるなど今年は準備万端に開花期を迎えた。

開花期を迎え園地は花で真っ白、園主の頭の中も真っ白

次年度交配用の花取、花粉精製

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スマート農業が未来なのか?

スマート農業が未来なのか?

お疲れ様です。少しずつ春の匂いしてきたこの頃。園地では剪定作業の真っ最中。鋸に着く樹液の量でりんごの木も動き出してきたと感じ、気持ちも焦り始めてきた園主です。

りんご栽培の色々

りんご栽培といっても多種多様な栽培方法がありおおまかに分類するとこんな感じ↓

●普通栽培
普通栽培とは丸葉栽培とも言われ10aに15〜20本ほど植え一本一本の木を大樹に仕立てて行く昔ながらの栽培方法。

●わい化栽培

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りんご栽培は矛盾の克服

りんご栽培は矛盾の克服

りんご栽培は矛盾の克服だと先輩に言われたことがあります。
当時の僕には何を言っているのだろう?そう思った記憶がある。
りんご栽培に携わり15年以上が経ち、収納した時に感じたことや、教えていただいたメモを読み返してみるとその当時に解らなかったことが今では少し理解できたように思えます。

沢山花芽を付けるための剪定

この時期りんご農家は剪定作業に勤しむ季節です。りんごを毎年のように収穫し販売し、その

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毎年がニューノーマル

毎年がニューノーマル

お疲れ様です。1月も後半となり、いつもの年なら木に積もった雪下ろしや降雪によって埋まった枝の掘り起こしなど“木を守る作業”をしているのだが、今年は今までに経験した事ない小雪となっております。

ニューノーマル(New Normal)を直訳すると「新しい常態」という意味になります。社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前とは同じ姿に戻ることができず、新たな常識が定着することを指します。「新常態」と

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剪定鋸と早い春

剪定鋸と早い春

お疲れ様です。年末年始と体調を崩し強制的に長期休暇となりしっかり寝正月を堪能した園主です。おかげで体調も万全。

剪定を楽しめるか?作業になっていないか?

さて、収穫作業も終わり、発送作業も落ち着いてきたこの頃ですが、園地での剪定作業も始まりました。例年であれば雪藪を漕いで園地まで歩いていくのですが今年は暖冬ということもあり今までに経験したことのないくらい雪が少ない。この時期例年であれば80セン

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りんごの収穫終了と反省色々、そしてありがとう

りんごの収穫終了と反省色々、そしてありがとう

お疲れ様です。11月上旬から主力品種サンふじの収穫が始まり。日中は収穫、夜は荷造り作業という一年で一番忙しい日々を過ごしておりました。今日でようやくご予約分を発送し終え、少しだけ余裕のある日常に戻りつつあります。

今年の振り返り

記録的に早い消雪、記録的に早い開花となりあわただしい幕開けとなった春。生育が早くなると遅霜の影響を受けやすく、少なからず当農園も被害を受けてしまった。しかし開花量は十

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猛暑の次は爆弾低気圧。そして鳥さん

猛暑の次は爆弾低気圧。そして鳥さん

お疲れ様です。
ここ青森もようやく秋めいてきて、暑がりの園主でも股引きを履いて畑へ向かう季節となりました。

裸になって作業もしたいと思っていたほど暑かった夏。果実の日焼けに悪戦苦闘した夏を乗り越えてやっと気温も下がりこれ以上何もなければいいなぁと思っていたら、、、

爆弾低気圧

「今年は台風が来ないな〜」なんて休憩中話をしていたら10月5日に低気圧が青森県上空にやってきた。夜中から明け方まで強

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ロイヤルカスタマーに支えられて

ロイヤルカスタマーに支えられて

お疲れ様です。超農繁期に突入です。
りんご農家は主力品種ふじの収穫が始まる11月が一番忙しいと言われますが、実は10月が一番忙しいです。中性種の着色管理や収穫に加え、ふじの着色管理も進めなければ11月の収穫に間に合いません。私の場合、それらに加え日没後の荷作り作業、それが終わったら事務作業と働き方改革とは真逆の生活となります。

現代社会では物やサービスが溢れており、情報収集の手段も多様化し圧倒的

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トキというりんごのポテンシャル

トキというりんごのポテンシャル

お疲れ様です。連日の夏日からようやく解放され、農作業もしやすい気候となりつつあります。最高気温は25度。なんて清々しい気持ちで作業ができるんだ。トンボも飛び始め、稲刈りも始まり、秋が始まったと実感しております。

トキという品種

トキは青森県五所川原市の土岐伝四郎氏が育成した品種で、2004年(平成16年)11月に品種名「トキ」(王林×紅月)として品種登録されたが、S遺伝子型等の矛盾から、組み合

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「美味しい」は難しい

「美味しい」は難しい

お疲れ様です。9月入り朝晩は涼しくなるのかと思いきやまだまだ残暑は厳しそうです。夏バテ継続中の園主でございます。

さて、今年の夏は日本全国酷暑となりました。「青森の短い夏」と言われるように本来ならここ青森の夏は終わっているはずですが最高気温は未だ30度オーバーの日々。最高気温が30度ならなんだか涼しい日にさえ思えてしまうほど、今年の夏は暑かった、、、というより酷かった。

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八月

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異常が通常に、基本は常に変わる

異常が通常に、基本は常に変わる

6月の健康診断で胃の再検査をする様言われ、本日人生初の口から胃カメラをやった園主です。口からの胃カメラは苦しいと聞いていたがこれほどまで苦しいとは、、、。そんなことより結果異常無しということでホッとしております。

猛暑酷暑

全国的にも暑い夏だった今年、ここ青森も連日の様に猛暑日が未だに続いております。
先日は、39.3度と北国とは思えない気温を記録しました。今まではお盆を過ぎると風が変わり気温

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「負け太り」という言葉

「負け太り」という言葉

連日のように大雨のニュースが報道されていますが、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復旧を願わずにはいられません。
ここ青森も昨晩より大雨洪水注意報が出され雨が降ったり止んだりの1日となっております。

園主の好きな総合格闘家の青木真也さんの言葉で「負け太り」という言葉があります。負けること、失敗することで学び奮い立ち、より強い存在になるということ。
ものすごくわかり

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摘果終わってまた摘果

摘果終わってまた摘果

連日の夏日の中、先日ようやく1回目の摘果作業が終わりました。家族やスタッフの頑張りもあって平年並みのペースで終えることができました。
りんごの花が咲いてからというもの休み無く働き、働き方改革とは逆行した日々を過ごしてきましたが、ようやく少しだけほんの少しだけ体と心に余裕ができました。

摘果は何回するの?

りんごは一つの株から5つの花が咲きます。基本的には真ん中の中心花と言われる部分だけを残し残

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結実確保の努力はしたか?

結実確保の努力はしたか?

お疲れ様です。連日の摘果作業により手の指が悲鳴を上げている園主です。

園内ではようやくりんごの実も膨らみ始め、結実状況が把握できるようになってきました。場所や品種、園地によってはカラマツといった不受精果があったりしますが今のところ病気の感染もなくまずまず順調といったところでしょうか。

近年、地球温暖化の影響なのか?雪解けが早く進み、りんごの生育も早まりつつある現状ですが、今年は過去最速に早い生

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りんごの花も満開〜

りんごの花も満開〜

全国各地、今年は春の訪れが早くあっという間に桜の花も散りました。
桜の開花から7〜10日ほどでりんごの花が咲くと言われていますが、早咲きの桜だということはもちろんりんごの花も早いわけで、私が就農してから最速の開花となりました。

生産者の技量を測る

この時期、私の住む地域はりんごの花一色となります。見渡す限りのりんご畑。
しかしながら、花が咲いていない又は極端に花が少ない園地もチラホラ見られます

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有機農業が正義か?肥料高騰で考えること

有機農業が正義か?肥料高騰で考えること

お疲れ様です。本厄だからなのか?農機具の調子が悪くチェンソーはエンジンがかからず、運搬車はセルモーターが壊れ、家のWiFiの調子もわるい、、、
まだ体の調子だけはいいのでこれからの作業もより気をつけて作業したと思う今日この頃です。

農業にとって必要な肥料 三大要素

肥料の三大要素といえば、窒素、リン酸、カリ。農作物を作る上で欠かせない要素なのですが、その中でもリン酸の高騰が止まりません。

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