異文化に学ぶ身体と心のデトックス
瞑想家ヨギSatokoです。今日はいい風が吹いています。
今週のインドネシアは宗教行事が続いています。10年以上繰り返しそれらを見てきましたが、そこには日常を離れて心と身体を浄化する力があると感じます。
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昨日はヒンドゥー教のニュピと呼ばれる日でした。
ニュピはヒンドゥー教の暦の新年最初の日。前日に悪霊を退治し、当日は外出せず、無灯火で過ごします。それは退治した悪霊がまだ上空にいるかもしれないから、見つからないようにするため。
住民のほとんどがヒンドゥー教徒のバリ島では、この日は会社や学校、商業施設はもちろん、空港まで閉鎖されて島全体が静まり返ります。
毎年この日を境に、季節は雨季から乾季に移り変わります。近年は季節の変わり目がはっきりしないこともありますが、今日の風の軽やかさから察すると、今年はちょうどよく切り替わったようです。悪霊退治がうまくいったようで。
一方、イスラムの皆さんは今日から断食。日の出から日の入りまで一切の飲食、喫煙を慎むことをひと月続けた後、一週間程度の休暇を楽しみます。
昼間だけとは言え、ひと月も断食したら負担が大きいでしょ、と思うのですが毎年やっている人たちはコツを心得ているので、そんなに辛いことではないと言います。
そして、やり通した人たちはみな、ややスッキリして肌つやも良くなり、少し若返ったように見えます。
断食の期間は、実は私にとってはじれったい時期。断食中の人たちの活動は省エネモードになります。そこが乗り切るコツなのでしょうが、その結果あらゆることが遅延してしまいます。ちょうどビザの更新を申請中なのですが、いつ受理されるのやら。気長に待つしかなさそうです。
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この二つはいずれもデトックスです。断食は身体のデトックス。悪霊退治は心のデトックス。
どちらの宗教行事も、一年溜まったいらないものをはきだす機会を持つことが大事だと教えてくれます。
私は形ばかりですが仏教徒なので、断食も悪霊退治もしませんが、日々のヨガが身体と心のデトックスになっています。
朝と夜、身体を動かしますが、必ずどこかに詰まりがあります。私の身体は周りの人が驚くほど柔軟ですが、いつも全身スムーズな訳ではありません。
今日は左の肩甲骨の内側が、昨日は右の足の付け根に詰まりがありました。それらを解放して、流れが良くなった身体で瞑想すると、思考の詰まりにも気が付きます。
定期的に湧いてくるお金の心配や子供の成績の心配などは「思考の中の悪霊」です。現実には姿も形もありません。
つかまえてエサを与えたりせず、追い払って目を閉じて消えていくまで静かに待つと、思考はスムーズに、現実もいずれスムーズに流れ出します。
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私たちは普通に暮らしているだけで、どうしても身体に心に余計なものがたまってしまいます。ため込まずに朝晩小出しにしていくことで、スムーズな状態を保つことができます。
日々手軽に実践できるヨガはマガジンにまとめてありますので、少しずつデトックスしてみてくださいね。きっとあなたも少し若返りますよ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。また、次の更新で。
瞑想家ヨギ Satoko
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