佐藤真奈美

大分県在住のヨーガ療法士です。 地域でヨーガのクラスを開催するほか、公的な施設にてヨー…

佐藤真奈美

大分県在住のヨーガ療法士です。 地域でヨーガのクラスを開催するほか、公的な施設にてヨーガ療法の指導をしています。 こちらでは、日々感じていることや、ヨーガ療法について、発信していきます。 HP https://www.hortensiavive.com/

最近の記事

ココロ爛漫

今日ヨーガ教室に向かう途中、いつものようにのレンガの歩道を歩いている時、女性からすれ違いざまに突然声をかけられた。 「ステキ」と.... その言葉はわたしに向けてなのか? 他に誰も人はいない... 振り返りその方にもう一度、その女性に 「エー⁈」 と問いかけると 「ステキね!」 とニコと笑って行った。 ほんの数秒の会話であった。 私が身につけているこのペンダントを褒めてくださったのだと思う。 このペンダントは10年前に フェアートレードで見つけた私のお気に入り

    • 和の香り

      香りとは、目に見えない記憶と結びついているから不思議に思う。 私が小学生の頃、春になると母が玄関に 一輪挿しの水仙を生けていた記憶が蘇ってきた。 そして、水仙の香りは時代が変わっても 変化していないように感じるから不思議。 先日、友達のご主人が植えた水仙を沢山の花束としていただいた。 水仙を見た瞬間、モチベーションが上がってきた。 なぜなら... 今までの水仙のイメージが変わってしまったから。 レモンイエローの透明感のあるラッパ水仙が 視界に飛び込んできて感激し

      • 学びはエンドレス

        今年1月から、約20年前に受けたヨーガ療法士の養成講座を、チューターという立場で再度受講している。 なぜ、受講したかというと、最新の情報を取り入れることで、わたしが関わる方々へのお役に立てることができると思ったから。 実際受講してみて、驚いた。 20年前の受講時と比べ、内容がかなり高度になり、専門性も増していたからである。 受講している方々の顔ぶれも変わり、医療従事者など専門職に就いている方の割合が増えている様子だった。 ヨーガ療法の認知度が上がってきていることや、

        • 春の足音

          今まで寒さから身を守ることに、 意識が向いていた。 気づくと木々は芽吹き、フラワーショップでは春爛漫。 先週、ある方の催事に足を運び今回もミニブーケをプレゼント‼︎ 彼女は年に3回ほど、ある店舗で商品を販売している。 20年前、偶然にも催事の際に足を止めたのがきっかけとなった。 柔らかいパープル色のサテン生布の上に、商品が置かれたこともインパクトがあった。 売り場で商品のことを伺いながら立ち話。 その時に何故か、私が身につけていたフラワーペンダントで話が盛り上がっ

          合わせ鏡

          今日はユニクロの若草色のショート丈のダウンを纏いスーパーへ。 買い物に熱中している私の前へ 全く知らない女性から... 女性「あら、あなたと同じダウンの色、形で私、嬉しいわー」   「あなたのサイズはいくつ?」 突然、テンポよく声かけしてくださった。 目の前の女性を見ると、正に同じ色、形のダウンを纏っていた。 私は思わず、「エー」と言いながらサイズ確認のためにダウンを脱ぎ「Lサイズです!」と答えた。 女性「ワー同じサイズなのに、何故かあなたの方が細く見えるわ、でも嬉

          ヨーガ療法のレクチャーをしました

          先日、マインドフルネスを研究する医療従事者のグループにお招きいただき、ヨーガ療法のレクチャーをオンラインで実施し、13名の方にご参加いただきました。 レクチャーの時間は30分。 前半の座学では、トピックとしてヨーガ療法学会理事長の海外での普及活動、ヨーガ療法についてと現在の学会活動の動きをお話させていただき、後半には20分の椅子ヨガ実習をしました。 短い時間の中でしたし、またヨーガが初めての方もいらっしゃったので、緊張と弛緩とをまずはしっかり体験していただくことを意識し

          ヨーガ療法のレクチャーをしました

          エゴ

          夫の療養生活のお世話をするようになって、ちょうど一年。 お世話をする中で、夫に対し、”もっと、こうならないのか”と、もどかしさを感じることもしばしばです。 そんな時わたしは、どこか夫と自分とを同一視しているのだと思う。 自分はこんな風にはなりたくないという思いが、自分の中に見え隠れしていることに気づく。 不自由な夫を見ていると、健康であることの大切さ、自分をいたわることの大切さを、学ばせてもらっている気がする。 また、私自身がこれからどうやって生きていこうかと、考え

          こころのコンシェルジュ

          最近、ふっと思うことがある。 心は人からは見えることがなく、また、年齢に関係なく変化し続ける可能性をもっている。 だからこそ、自分の心がけ次第でいつからでも磨く価値がある。 わたしは以前は、自らを主張することにばかりに重きを置いていて、「聴く」ことの大切さを知らなかった。 しかし、ヨーガ療法士として人の心にも触れるお仕事をするようになり、人の話を聴くことの大切さをひしひしと感じるようになった。 そのような気づきから、私は現在、所属しているヨーガ療法学会の卒後研修にて

          こころのコンシェルジュ

          ビーズからのメッセージ

          母から受け継いだ黒のビーズ・フリンジ付きストールがある。 ストールの色、質感からしてそろそろ出番の季節がやってきたので、引き出しから出して手にとって眺めていた。 幅が約50センチ、フリンジ部分が5センチの光沢のある黒のビーズ。 母は使った頻度が多かったのだろうか、所々黒ビーズがほつれ抜け落ちていることに気づいた。 不思議なことに、譲り受けた当初は全くビーズのほつれなど気にせず使用していた。 最近、気持ちにもゆとりが出てきたのか、細かい部分にも目がいき届き、手直しをし

          ビーズからのメッセージ

          人生の区切り

          昨年の春、10年以上続けてきたヨーガ療法士協会大分支部の幹事長を、退任しました。 大分支部は会員の人数も少なく、ヨーガ療法士が学び続ける機会も、都市部に比べるとどうしても減ってしまいます。 そんな中、会員の皆様が都市部ではないからといって学びの継続をあきらめるようなことがないよう、ただただ、学び続ける環境を準備するために、一心にやり続けてきたように思います。 幹事長を降りたのは、家族が病気で倒れ、ライフスタイルが大きく変化したことがきっかけとなりました。 その時に、そ

          人生の区切り

          noteでの記事を通してお伝えしたいこと

          わたしがnoteをはじめたのは、ここでの記事を通してお伝えをしたいと思っていることがあるからです。 それは 幸せは日々の何気ない生活の中で感じることができる ということです。 普段、わたしたちの意識は、世間で騒がせていることや、人々の注目を浴びていることなど、外側のことに向きがちです。 ですが、わざわざ外に出かけなくても、ひとりでも満たされ、楽しめる世界があります。 わたしはそれを、ヨーガを通してお伝えしたいと思っています。 自分の内側が満たされていくと、モチベ

          noteでの記事を通してお伝えしたいこと

          雨の日に思ったこと

          以前は雨の日になると何となく気が重く 憂鬱の種を探していた しかし この日の朝は ポツポツと雨の音で目覚めたら その日はなんだか心地よい 今、呼吸をしてるだけも幸せなこと しかし 歩きながら ネオンの光と反射する アスファルトも艶やか 雨の日の白い洋服 ヨーガ教室までに何人の人に出会うだろうか 気になる白いズボンの裾が汚れたら 洗濯すればよい ただそれだけ 私を含め3人の真っ白とすれ違った 雨の日は シンプルにココロの中まで 浄化してくれる そん

          雨の日に思ったこと

          亡くなった父のこと

          6年前に亡くなった父のことを思い出した。 緩和ケア病棟ではなく、一般病棟で最後をむかえた父であったが、入院中はスタッフの皆さんに大変お世話になった。 そして父も同じく、私達家族もいろいろな思いを抱きながら、よく頑張ったと思う。 父は病床で、何を考えて過ごしいたのだろうか。 たまにベッドに座ったり、少し室内を歩いたりしていた。 そんな時、見舞いに行った私達の方が何故か、緊張し疲れていた。 ある日、父が私と二人の時に突然病室で 「何故、こんなことになったんだろう?」と

          亡くなった父のこと

          ヨーガの客観視に学んだこと

          今はヨーガをお伝えしている私ですが、ヨーガの根底に流れる教えに、これまでわたし自身がたくさん助けられ、学ばせてもらってきました。 ヨーガでは、”客観視することの大切さ”を教えています。 自分が感情的になってしまったときでも 一呼吸おいて、冷静に自分を見つめること この教えを学んだことは、わたしに大きな変化をもたらしました。 ヨーガを学び始める前のわたしは、白黒をはっきりつけなければ気がすまない性格だったと思います。 物事に対して、すぐに答えを出さないといけないと思っ

          ヨーガの客観視に学んだこと

          ヨーガをはじめたきっかけ⑤ヨーガ療法との出逢い

          川畑先生は、生前、それからわたしが師事することになる、現在の(一社)ヨーガ療法学会理事長の木村慧心先生の書籍販売を教室でなさっていた時期がありました。 ご縁とは、不思議なものです。 その時に、その書籍を手にしたことが、ヨーガ療法との最初の出会いになります。 またその頃、代行でいらしていたヨーガの先生から、由布院でのヨーガリトリートの案内をいただきました。 思いきって参加してみると、福岡から来ていたお二人が、ヨーガ療法学会に所属しているとのこと。 その時に、その方々に

          ヨーガをはじめたきっかけ⑤ヨーガ療法との出逢い

          ヨーガをはじめたきっかけ④新たな世界観との出会い

          わたしがヨーガに親しむきっかけを作ってくださった、故:川畑先生には、5年ほど学ばせていただいたことになります。 その頃のわたしは、30代。 先生は常に新しい知見に敏感で、前衛的な存在でもあり、わたしたち生徒はその先生の存在に触発され、憧れていました。 理論的な方でもあり、毎回のクラスでは必ずプリントが配布され、そこでヨーガや食養に関する様々な知識や考え方を学ばせていただきました。 配られたプリントの中には、今でも保管しているものがあり、その中のひとつにはこんなことが書

          ヨーガをはじめたきっかけ④新たな世界観との出会い