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Day226:「エゴ(強敵)を抑える(コントロール)する

【本について】

タイトル:エゴ(強敵)を抑える(コントロール)する技術
著者:ライアン・ホリディ


【GOAL】

・自分のことをあまり考えないようになること

・エゴの束縛から解放されて、己の心に決めた、世界を変える仕事を成し遂げられるようになること

【WHO】

・何かを成し遂げようと闘う人のための本
・権力ある地位の人々にとって有益な一冊

【WHAT】

敵は、”エゴ”


■エゴとは・・
・私たちが今どこにいて、何をしていようとも、内側に潜むもの
・誰の心の中にもいる堪え性のない子供の部分
・自分が重要な存在だという不健全な思い込み、壮大さ、身勝手な野心
・他の誰よりも何よりも自分の都合を優先する態度
・たくさん手に入れ、認められなければ気が済まない
・自信や才能と呼べる程度を超え、行きすぎた優越感や思い上がり
人生を究め、真の成功を収める上で最大の障害となるもの
・重力の法則のように私たちを飲み込むもの
・自分が聞きたいことを、聞きたい時に聞かせてくれるもの。それは気休めにすぎず、長い目で見ると深刻な結果をもたらすもの

■エゴがもたらすもの

エゴに頼ることで、エゴの暗黒面に身を晒すことになる

■エゴを手放さない理由

安心を得るため

■エゴを手放すと手に入るもの

本当に大切なことに集中できる

【WHY】なぜエゴが問題なのか

■”エゴは壁になる”

・エゴのせいで何億ドルもの損失を被りうる。エゴは麻薬と同じで、初めのうちは快感に酔わせてくれる。その偽りの力を借りて、他人より優位に立ったり勢いをつけたりするけれど、そのやり方ではすぐ行き詰まる。

・私たちは、成功を手にすると、自分の功績がそのまま自分の価値であると錯覚する

・私たちのほとんどは、目の前の現実ではなく、心地よい虚構の世界に行きたいと願ってしまうもの(一方で、成功者は空想の飛躍に歯止めをかける)

・一旦成功してしまうと、成功体験に酔い、自分の功績しか目に入らなくなっている(エゴが自らの足枷になっていることに気づけなくなる)

・私たちはつい、見せかけの成功のイメージに囚われてしまう(報酬、義理、名声、政治的駆け引きなど)

・私たちは夢物語を作り、全部わかった気になり情熱のままに突っ走るが、気がつけば、情熱の火は消え、何も達成していない

・現代の文化は、エゴの炎を煽っている

・以前からすれば、考えられないほど簡単に自分について語り、自己満足に浸れるようになった

自分の目標を何百万ものファンやフォロワーに豪語することもできる。ここにのめり込んでしまっている

【HOW】(エゴを打ち砕くには)

・エゴに惑わされずに成功を収める(エゴにとらわれずに夢を描き、追い求める・エゴではなく、己の力によって失敗を乗り越える)

・鍛錬とは「床掃除」一度掃除すれば、永久に床が綺麗に保たれるわけではない。毎日同じゴミがたまり、毎日掃除しなければならない。エゴにも同じことが言える(早く掃除しなければ、瞬く間に山となって手に負えなくなる)

・自分自身と世界を、初めて見るかのように新しい目で見ることからはじめる

・自分になるように闘い、そしてその違う自分のままでいられるように闘う

・客観的な視点にたつ(エゴの解毒剤)

・自分が何を知っていて、何を知らないかをあらゆる角度から継続的に点検し、真の状態を把握すること

・信頼できる人に身を委ねるー自分よりよくものを知っている人から学ぶ・・優れた仕事をし、継続していくためには、過去に何が起き、今何が起きていて、これから何が起こるのかを把握しておく必要があるから(プロのスポーツ選手には、コーチ陣が月、有力な政治家には顧問やメンターがいる)

・真に価値ある仕事をするために、現実から出発する

・一時の成功に終わりたくなければ、長いスパンで物事を考える習慣を持つ

・夢を叶えるため謙虚に努力する

・悪い習慣が根をおろさないように、エゴを抑えること

・成功を収めた時にエゴの誘惑に負けないよう、謙虚さと自制心を身につけること

・成功しても傲慢にならない

・失敗してもへこたれない(運命が暗転しても打ちのめされない強さと胆力を養うこと)

・人間が成功の階段を登っていくために必要なものは「目的意識」と「現実感覚」

・・目的意識:コントロールされた情熱
・・現実感覚:己を離れ、客観的に物事を見ること

・自分のことを考えず、他人に尽くす

・自分の仕える人がクリエイティビティを発揮できるように手伝い、そのための舞台や仲間を見つけ、その進展や集中を妨げる要素を取り除いてあげ

・己の弱点や欠点と真摯に向き合い、じっくり取り組む

・自分がどんな面に才能があるのか、どんな面を改善する必要があるのか把握し、そのズレを埋めるべき努力する(生涯にわたる良い習慣が身に付く)

・自分自身と他の人たちを管理する方法を学ぶこと

・生きた時間を生きるか、死んだ時間を生きるか
・・これまで先延ばしにしてきたことを考える。取り組むことを避けてきた事柄。あまりに大きすぎて手を出してこなかった全体的な問題。積年の課題に取り組むチャンスと捉えることで、「死んだ時間」が生き返る

・時間が死んでしまうのは、エゴに支配された時

・常に高い基準を設定して、エゴを抑え込み打ち砕く。気分に流されるのではなく、規律を己に課すことによって実現する

【重要な問い】

・自分はどんな人間になりたいのか
・どんな道を歩みたいのか(どんな生き方をするかで、人生は変わる)
・偉くなるべきか、務めをなすべきか、どちらの道を選ぶ?
・目的は?
・働くために生きている?生きるために働くようになっていないか?
・世界をかえるつもりはあるか
・君はなぜ、今していることをしているのだろう?

【響いた言葉】

・同じやり方を繰り返しながら、違う結果を期待することを愚行とするなら、その情熱には問題がある


・本当に恐れるべきことはただ1つ。自分の原則を捨ててしまうこと

・何をしているかは関係ない。行動することに、それも卓越した行動をすることに集中しなくてはいけない。

・自分が完璧だと思うことは危険で、心配の種である。何かを理解し、求めると言うのは、実際には流動的で継続的なプロセスである。

・成功は人を酔わせるが、転落しないためには「しらふ」でいなければならない。自分はなんでも知っていると思えば、学習は止まる

・人は、衝動によって押し流され、倫理によって引き戻される(ヴィクトール・フランクル(精神科医・心理学者)

・徳や鍛錬を積まずに、幸運の果実をきちんと実らせるのは難しい

・昔から言われている真実がある。謙虚さは、大望を抱いた若者への足掛かりとなる(シェイクスピア)

・腰を据えて何かに取り組む時には、自分にこう言い聞かせよう!後で楽しむために今これをしているのだと!

・プライドを抑えられなければ、人のうえに立つことはできない。プライドを押さえ込むのは野生のライオンを倒すより難しい(チンギス・ハーン)

・学ぼうという気持ちだけでは十分ではない。人は前に進みながら、学ぶ方法を探求し、この継続的教育を進めやすくする仕組みを作り上げなければいけない(ピーター・ドラッカー)

・他人の目を気にする必要はない。ただなされるべき仕事があり、学ぶべき教訓があるだけ

・他人のために道を切り拓くものが、最後にその進路を決定する

・自信があるから成功するのではなく、己の成功などというちっぽけなものを超えた大きな目標を追いかけるうちに、自信が培われる(アダム・グラント)

・大事なのは、他人に認められることではなく、自分の務めを果たすこと

・徳とは、知ることから始まり、勇気によって成就する(デモステネス)

・すでに知っていると思うことを学ぶのは不可能である(エピクテトス(古代ギリシャの哲学者))

・うぬぼれて天狗になり、人に聞くことができなければ、答えはえられない

・特に厳しく耳の痛いフィードバックを得るのは、人生を渡っていく上で大きな技(ただ受けつのではなく、自分から積極的に求める姿勢が必要)

・第一の原則は、自分を欺かないこと。自分を欺くほど簡単なものはないのですから(リチャード・ファインマン(アメリカ物理学者))

・自尊心が傲慢さに代わり、自己主張が頑固さに変わり、自信が無謀さに変わる(ビル・ウォルシュ(アメリカンフットボール名コーチ))

・私たちは自分の病気の原因を知らない病人である(ルクレティウス(ローマの詩人))

・自分は偉大であると思うようになったら、クリエイティビティは死んだも同然(マリーナ・アブラモヴィッチ)

・激しい風雨にさらされる建物には、しっかりした土台が必要だ

・エゴを取り除けば、残るのは現実しかない

・才能は出発点にすぎない(アーヴィング・バーリン(音楽家))

・沈黙は力
・・言うものは知らず、知るものは言わず(老子)
・・人間の何よりの宝は重い舌である(ギリシャの詩人)
・・重量のある作品とは密度が濃く、強く訴えかけてくる。そうした作品を作る人は、世界の片隅で黙々と仕事をしている。内側の葛藤を作品にぶつけ、やがて静謐の境地に達する。口を閉じるだけで全てが変わる。

・偉業を成し遂げる人は、皆押しなべて感情を表に出さない。つまり、何があっても興奮したり、取り乱したりせず、冷静で、忍耐強く、礼儀正しいもの(ブッカー・T・ワシントン)

・君にどれだけの才能があろうが、どれだけ強力な人脈があろうが、どれだけお金を持っていようが、関係ない。何かしたいことがあって、それが重要で重大で意義のあることならば、無関心があからさまな妨害までいろんな目に遭う

【アクション】
他人の評価を気にしたり、一時の成功に酔っていないか?
一喜一憂して、ハードルを下げてしまっていないか?
自分の大義に目を向けて、淡々と進む。”地に足をつけて””事実に目を向けて”取り組む。自分が気にして行動をストップさせている原因があれば、思いつく限りリストアップして、1秒たりとも気にしない。

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