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お互いの歴史を見つめ合える時間をつくる。(1/22(月)17:00~19:00「里の円坐」のお知らせ)

先月から、内山節さんの『「里」という思想』という本を読んでいます。

https://www.amazon.co.jp/dp/4106035545

暮らしている土地や自然とともに生きてきた昔の日本の人たちの自然観や人間観、死生観にまたいろいろなことを考えさせられ、近代的な価値観に違和感を感じながら、無意識に影響を受けている自分を見つめつつ、いつの間にか陥っている孤独と自己保身の強い自分を改めて感じている最近です。

人と自然がともに歩んできたその関係性としての歴史、文化、風土、それらを「里」という思想と呼ぶ内山さんの視界に、僕が対話を通じて見ていきたい景色が重なります。

田舎の暮らしに戻ろうという話ではないです。

ただ、田舎暮らし、里山暮らしにあったような、自然や土地、歴史、そこに住んでいる人や住んでいた人たちに触れながら生きる在り方を、もう一度みんなで捉え直してみたい、語りあってみたい、そんな気持ちです。

人に向かっていくということですね。

お互いの土地(里)を見つめ合える時間を作っていきたいです。

今年最初の円坐を開くので、お知らせします。
どうぞお気軽にご参加ください。

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円坐では、集まった皆様が文字通り丸くなって坐ります。
決まった目的やテーマなどはなく、
話したくなった方が話したい話をし、
特に無ければ黙っていてよい場です。

語られた言葉は、円坐守人が辿ります。

円坐は、始まってみるまで何が起きるか分かりません。
どんな人が集まり、どんなことが語られるのか。
言葉を交わし、沈黙を響かせ、存在が触れ合う時、
そこに立ち上がる私たちの人間関係がそのまま舞台となっていきます。

お互いの眼差しに照らされ、日常の中でぼんやりしていた自分と他者、そして世界との輪郭がはっきりしてきます。

私にとって円坐は、鮮やかにいきいきと世界が躍動し始めると共に、人間関係が深呼吸をするような体験です。

ご縁ある皆様との出会いを、心より楽しみにしています。どうぞご参加くださいませ。

「里の円坐」

日 時 2024年1月22日(月)
    17時〜19時
場 所 里のengawa はなれ
https://satonoengawa.com/contact-us
    〒227-0031 神奈川県横浜市青葉区寺家町337
定 員 8名(2名以上で開催)
参加費 3,000円
守 人 中尾聡志
備 考 ※お飲み物はご持参ください。
申込み メールにてお申し込みください。
ordinaryworld2010@gmail.com

〈円坐とは?〉
円坐とは、円坐守人の呼び掛けの言葉に呼応して、
定められた場所と刻限に寄り合った坐衆(参加者)が、
ただ円に坐り成り行き(道往き)を共にすることで す。
円坐守人は、円坐の呼び掛け人であり、円坐の坐衆の一人でもあります。
円坐守人の役目は、円坐の場所と刻限の決定(結界)を尊重し、
「円坐」という出来事(アラハレ)に目を見張り、
話し手の言葉(事の端)に耳を澄ませ、
円坐守人として自らに約束した「聞く」という道を果敢に辿り、
刻限まで円坐(坐衆)と共に在ることです。

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