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フェス初心者へのオススメ

こんにちは。音楽がないと生きていけないsatoshiです。

この度、チケットが当選し、初のロックフェスに参加してきました。そこで感じたことは、フェスは「最低限の予備知識がないと初心者にはハードルが高い」ということです。なので筆者なりに感じたことを踏まえて、おすすめの楽しみ方や準備物等お伝えできればと思います。

なお屋内フェスだったため、屋外フェスには当てはまらない部分があるかもしれません。その点をご理解いただければと思います。



そもそもフェスとは


語源はフェスティバル(お祭り)です。
単独ライブとは異なる点は
・複数のアーティストの演奏が聴けること
・お祭り気分を味わえる
が大きなところです。



フェスの流れ


入場までの流れ


入場待機列に並ぶ→チケットチェック→手荷物検査→入場
大まかにこんな感じです。

・開場前に現地に到着した場合は、待機列に並びます
・開場と同時に列が動くので前の人に続いて進みます
・入場口でスタッフがチケットをチェックしているので、チケットを見せます
(この際のチケットは電子、紙等形式があります。事前に確認してから当日に臨みます)

・手荷物検査をします。
・スタッフにリストバンドを腕につけてもらい入場します
これが結構大事で、再入場(一度会場から出てから戻ってくる)の際に必要になります。例えば昼食を場外でとりたい場合は、会場の外に出る必要があります。戻った際にこれをスタッフに見せて会場に入りなおすという仕組みです。

そのため失くさないように要注意です。

入場の待機列、全然進まない・・。

入場後の流れ


当日のスケジュールをタイムテーブルで確認

タイムテーブルという当日のスケジュールに沿って、出演者が演奏します。会場内に掲示されていたり、配られたりするので当日確認もできますし、ホームページにも記載されていたりするので、事前に目を通しておくと良いと思います。

会場内のレイアウトを把握
大体でいいと思います。トイレがどこにあって、飲食ブースはどこか。この2点を把握しておけば何とかなります。

ステージ数と移動の流れの把握
これは行ってみないとわからない部分があります。筆者の参加したフェスは、2つのステージ間を移動するような形でした。1ステージのアーティストの演奏が全て終わったら、2ステージへ。2ステージが終わったら1ステージへというように行ったり来たりするような感じです。

ステージ間の距離自体はそんなに離れていないのですが、導線が設定されていなかったため、序盤の方は大勢の観客がごった返しながら移動するような感じになっていて、まともにステージを見れる状態ではなかったのは本当のところです。慣れてくると何となく流れに任せて移動できるようになりました。また落ち着いてくると客足が減って移動も楽になりました。

筆者の場合は、自分の聴きたい本命のアーティストが後半の演目だったため、わりと余裕がありましたが、本命のアーティストが序盤の場合は、ステージの位置を早めに把握して、場所をとっておいた方が良いと思いました。

初心者へのススメ

荷物は原則なし!手ぶらが最強。

筆者が参加したロックフェスではモッシュ(客が押し合いライブを盛り上げる文化のようなもの)が頻発し、もみくちゃになりました(笑)
このような場合、荷物があると周りのお客さんの迷惑にもなるので手ぶらがいいと思います。
ただ遠方からの参加の方は、手ぶらは無理だと思うので、駅前のコインロッカーに預けたり、フェスによってはクロークを設けているのでそちらに預けるという方法もあります。
また小型のポーチやショルダーバッグ等なら場所を取らないので、持ち込むのはありだと思います。筆者も本当はそれで行きたかったのですが、どうやら紛失したようでした。そのため当日は、カーゴパンツのサイドポケットにスマホのモバイルバッテリーや、小物を入れて最低限の装備でいきました。無骨すぎるだろ(笑)
と思われるかもしれませんが結果的には正解だったと思います。

服装も軽量化!とにかく身軽で!

正直上はTシャツ1枚が望ましいです。なぜなら上着を着て行っても結局脱ぐことになり(動き回り汗だくになる)移動の際に持ち運ぶのがおっくうだからです。
肌寒い季節には、パーカーなどを羽織っていき、暑くなったら腰に巻くのがいいと思います。

バンドTシャツは着ていかなきゃだめ?

これは筆者も悩んだのですが、当日は無地Tで行きました。
例えばロックフェスでアイドルのTシャツを着ていたらまずいかもしれませんが、そうでもなければ特に問題ないです。
ただバンドT着用率は結構高かったです。
体感としては「バンドTシャツ7:その他3」ぐらいの比率でした。
それでも浮くことはありませんが、気になるようでしたら好きなアーティストのTシャツを着ていくのをおすすめします。

飲食の持ち込みは?

これはなしと割り切ったほうが良いです。飲み物は定価よりも高めではありますが、それも含めて非日常体験なので。
筆者の参加したフェスは、缶飲料が持ち込み禁止でした。
アルコールの販売はありました。

食事に関しては、たいていのフェスでは「フェス飯」といったフェス独自の売店があるので場内で食事は済ませられます。
筆者はあまりこだわりがなかったので、焼きそば済ませました。

会場内の屋台。いろいろ売ってました。

支払いにクレジットカードは使える?


フェスによると思います。
筆者はホームページを見てもよくわからなかったので、現金を多めに持参しました。結果的にはクレジット支払いも可だったのですが、念のため現金は持参した方が無難かと思います。

喫煙所はある?


たいていあると思います。
ひとつ注意があるとしたら、若年の喫煙者に対してはスタッフの方が年齢確認を求めていたので、若年者の方は身分証明書を持参した方がよいです。

楽しむためのススメ

本命のアーティスト以外は、後列もしくは脇のスペースで!

筆者は、すべてのステージをがっつり見なくてもいいと思っています。
というかそれやると倒れます(笑)
演者へのリスペクトが欠けるというきらいもあるかもしれませんが、
結局自分が好きなものは好きだし、そうでなければ無理に聴く必要はないと思うからです。
最初は知らないアーティストは後列で見たり、脇のスペースで少し座りながら聴いてみるのが良いと思います(暗黙の了解で地べたに座っているお客さんもいるので大丈夫です)
そこで何曲か聴いていると、自分好みかそうでないかがわかってきます。
もしひっかかるようなら参加すればいいですし、そうでなければそのまま小休憩でもいいと思います。

食事は自分のタイミングで


フェスには昼休憩のような時間はないので、自分のタイミングでとる必要があります。ステージ終了後の売店前はとても混雑するのでおすすめしません。それ以外の時間なら多少並べばとれます。

トイレ休憩のタイミング


トイレはステージ終了後はものすごく混みます。男女問わずです。
それ以外の時間なら、わりとスムーズに入れると思います。

前列の方で見たい場合

正直どのアーティストも熱心なファンが前列の方を確保しています。筆者も本命のアーティストは前の方で見たかったのですが、無理でした。どうしてもという場合は、そのひとつ前の演者の演奏を前列付近で見て、終わったあとにそのまま前につめるのがいいかもしれません。しかしそうするとかなり長い時間拘束されるので、初心者の方にはおすすめできないかもです。

物販はとにかく並ぶしかない

筆者は全く関せずでした。それぐらい長蛇の列だったので全く意欲がわかず。なので何も言えることがなく、すみません。

実際に参加してみてどうだった?


筆者自身もフェスは初でした。きっかけは好きなアーティストが参加していて、そのステージをとにかく見てみたかったからです。
フェスは参加する出演者が複数のため、ステージごとのパフォーマンスは短いです。そのため最初は期待薄でした。他の出演者を見ても、全く知らなかったわけではありませんが、あまりピンとこなかったのは正直なところです。ある程度サブスクで聴いて予習してから行こうかなとも思ったのですが、あまり気が進まずそのまま参加しました。

しかし実際に参加してみると様々な発見があって行ってみて本当に良かったと思っています。

まず

・知らないアーティストのバンド演奏が意外と良かったりする


これは大きかったです。
筆者は特にドラムの音でそのバンドの趣向を判断するのですが、
全く知らなかったバンドのドラムが好みの音だったりすると、それだけでもテンションが上がります。逆に知名度があるバンドの音作りが意外と好みと違ったりするのも面白いです。
フェスきっかけにサブスクで気に入ったバンドをディグることもできます。

・非日常が楽しい


演者たち自身も、晴れてその舞台に参加するために、熱量が凄かったりします。とある演者がMCの中で
「今日このために頑張ってきたんだ!夢が叶ったよ!」
と話されていました。そういった演者たちの想いが交差する空間を大勢の人と一体になって共有できる機会はそうそうないと思います。

お客さんを見回すと様々なバンドTシャツを着ているので、
「ああこの人はこのバンドのファンなんだな」「このバンドはこういうファン層なんだな」といろいろな考えを巡らせながら楽しむこともできます。

筆者は参列できませんでしたが、アーティストのファンにとっては、
グッズのために長蛇の列に並んで、やっとの想いでそれを手に入れる達成感や、体験そのものが非日常であり、日常を忘れさせてくれる「夢」のような時間なんだろうなと思いました。

・何より本命アーティストのパフォーマンスが凄かった


これは衝撃でした。鳴りやまないシンガロングに、バンドの音圧に、客席のモッシュピット、サークルモッシュ等々。
ちなみに初めてサークルモッシュに参加しました。
凄く楽しかったです。ありがとうございました。

・モッシュへの心得


定期的に起こるモッシュに対しては、流れに身を任せるしかないです。
眼鏡の方は場合によってはずれたりするかもしれません。
筆者も普段は眼鏡なのですが、今思い返せばコンタクトにしておけばよかったと思います。
サークルモッシュは、今回参加させていただきましたが、あまり記憶になく、有意義なことが言えません(笑)

・終演後

これはコンサートもライブもそうだと思いますが、とにかく終電が気になります。場合によってはホテルに泊まったり、終演前に切り上げた方がいいかもしれません。


以上です。

好きなアーティストが参加していて、フェスに行ってみたいけど初めてでよくわからないという方に向けて書いてみました。
参考になれば幸いです。

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