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スマホ、マンガ、読書

 先日元同僚の方と話をしました。一人っ子の中学1年生の娘さんがいるこの方は優秀な技術者さんです。謙遜もあるのでしょうが、娘さんの話となると必ず「うちの娘はダメで」と言われます。穏やかで優しい方ですが、いつも技術者によくある歯に衣抜きせない物言いなので、本気でそう思っているのかな?と思わせます。先日は、動画ばっかり見て勉強もしない、目的のない日常を過ごしているから携帯を取り上げた、と言っていました。動画が見れるのであれば、スマホでしょうね。それはもう、しょうがないと思います。考える力を必要とせず、脳にグイグイ刺激を与える動画は子供の大好物ですから。
 私たちの子供はすでに成人と大学生なので、スマホもパッドも持っています。高校生の時から持たせましたが、中学生の時は持たせていません。連絡手段として必要なら持たせるべきでしょう。コロナ以降、学校によってはネットで課題や連絡事項を出すところもありますから。それぞれの事情で親子で決めるべきことだと思います。
 とはいえ、世間にはスマホ慎重論があるのも事実です。悪影響の可能性を大げさにピックアップしてあたかも真実のように主張します。スマホだけではありません。ゲームも同じです。作っておいて、子供たちには禁止する。わたしたち本当に自分勝手ですよね。振り返ってみれば、どんなものでも悪く言われた時代がありました。本ばっかり読んでいる子供はけしからんという声もありましたし、電話は無礼で煩わしい、外で遊んでばっかりの子供は馬鹿になる、など。
 結局、スマホやマンガやアニメ、読書、ゲームなど見方を変えれば全部同じ、知的好奇心を満足させるための手段だと思います。夢中になりすぎて目が悪くなったりするかもしれませんが、眼鏡もありますし、無責任かもしれませんが、電気代など他の要因が無ければどれでも同じように与えるべきかと思います。将来、スマホに替わる革新的なデバイスが主流になった時、それは子供の成長によくないからスマホにしておきなさい、という時代が来るかも知れないですからね。

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