見出し画像

あの頃のカセットテープのように

自分の部屋の展示替え(模様替え)よりも、会社のデスク脇で始めたアートスペースの展示を考えている時の方が、わくわくしていることに気付く。



自分のために作品を購入させて頂き、
自分で楽しむだけで満足していたのに。⠀

他人に見せるためのコレクションなのか?
それは違う。…多分。

でも、他人の目につくところで、自己表現のように展示してる方が面白さを感じる。



自分自身を振り返ると、自分のアイデアやセンスを使って既存のものを組み合わせたり、気になるものを編集して表現したものを通じてコミュニケーションすることが好きだったように思う。

⠀⠀

サラリーマン前の旅人時代は、自分のアンテナを駆使して日常をコンテンツ化し、旅のプランを組み立てたり、視点をずらして見つけた面白さを発信していくのが好きだった。

新卒で入ったイベント施工会社では、デザイナーと共に空間装飾をゼロから企画していくのが好きだった。

大学生の頃はセレクトショップで働き、マネキンや展示台を使ったVMDを通じて表現するのが好きだった。

高校生の時には実家の引越しがあり、何もない真っ白いハコ(自分の部屋)を、自分好みに装飾していくのが好きだった。その空間に友人を招待するのが好きだった。マイブームが訪れるたびに模様替えしていた。

小学生の時にはウォークマンをGET。近所のTSUTAYAでCDを借りて、テーマを決めてミックステープを作るのが好きだった。最初はカセットテープ、その後はMDウォークマンを使って。TSUTAYA通いは、おそらく周りの友達よりも早かったと思う。

何かと何かを組み合わせて表現する。⠀⠀

キュレーションとかディレクションとか、そんな大袈裟なことではないけど、『セレクトショップのオーナーである自分がバイイングする』とか『DJである自分がセットを用意しプレイする』とか、なんかそういう感覚にも少し似ているような気がする。

ビジネスやマーケット視点はないけど、コレクションしているときや展示を巡っているとき、そして展示を替えているときに、少し俯瞰した目線になっているように思う。⠀⠀

自分の世界で勝手に楽しんでるものだけど、それでもプライベートと地続きにある他者との接点みたいなところに面白さを感じる。SNSでの発信しかり。

自分で勝手に楽しんでることに対して批判は受け付けないし、笑  自分勝手でわがままな距離感だけど、価値観の近い人や共感を探しているのかもしれない。⠀

自分の部屋を心地いいと言ってくれたり、自分のミックステープを気に入ってくれたときの、好きを共有できたあの『喜び』みたいなものを、どこか求めてしまっているのかな。

https://www.instagram.com/shohecamera/


最後まで読んで頂きありがとうございます。読者さんからのリアクション、とても励みになります。コメント付きでシェアとか頂けると、さらに喜びます!