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喫煙と腰痛の関係性

こんにちは!

本日は「喫煙と腰痛の関係性」について考えていきたいと思います。

昔に比べてタバコを吸う人は減ったと思いますが、今では電子タバコなども
普及しておりまだまだ吸う人も多いです。

最近は吸う場所も探さないといけないくらい規制も厳しくなりましたね。

喫煙と腰痛の関係性については、近年さまざまな研究が行われています。
徐々にその関連性が明らかになってきています。

喫煙が慢性的な腰痛のリスクを増加させる可能性があるという報告が多く、
禁煙が腰痛予防につながるという研究結果もあります。


①喫煙が身体に与える影響


喫煙が腰痛に与える影響については、いくつかの仮説が存在します。
まず、喫煙によって血管が収縮するため、脊椎周囲の筋肉や神経に必要な酸素や栄養が不足することが挙げられます。
また、ニコチンによる骨の代謝の変化や炎症の促進も関与しているとされています。



研究によると、喫煙が腰痛のリスクを高める可能性があることが明らかになっています。
たとえば、2010年に発表された論文によると、喫煙者は非喫煙者に比べて、
慢性的な腰痛の発生率が高いことが示されています。

また、喫煙が続く期間が長いほど、腰痛のリスクが高まるという報告もあります。

喫煙が腰痛の原因になるメカニズムについては、
まだ完全には解明されていませんが、いくつかの理論が提唱されています。

たとえば、喫煙によって脊椎周囲の血流が低下し、
骨の代謝や筋肉の収縮力が低下するため、腰痛の発生率が高まると
考えられています。

②椎間板ヘルニアの受傷率が高い

椎間板ヘルニアのある方の喫煙率は、
非喫煙者で椎間板ヘルニアのある方に比べ明らかに高く、
"喫煙者は腰痛になりやすい"ことが、わかっています。

喫煙は椎間板の機能を低下させる

背骨の骨と骨の間には、クッションの役割をする「椎間板」があります。椎間板には血管がなく、椎間板の周囲の毛細血管から染み出た栄養分を、スポンジが水を吸い込むように吸収しています。




喫煙すると、タバコに含まれる「ニコチン」が、椎間板周囲の毛細血管を収縮させ、栄養が充分に行き渡らなくなり、椎間板を変性させます。

実験で、8週間ニコチンを与えたウサギは、血管の数が生理食塩水を与えていたウサギの1/2程度に減っていたそうです。

栄養の行き渡らない状態が続くと、椎間板の水分が奪われスカスカになり、
クッション性が薄くなるため、骨同士がぶつかりとがって神経を圧迫します。

また、椎間板が縮んでバランスが悪くなるため、
周りの靭帯がそれをカバーしようと厚くなり、神経を圧迫し腰痛が起こります。

更に、下の図より、喫煙は腰だけでなく首(頚椎)の椎間板にも影響を及ぼしていることがわかります。


過去に喫煙歴がある方でもヘルニアのリスクが高まっていることがわかります。
それだけ身体への影響が残り続けるということですね!


③禁煙による身体への影響

一方、禁煙が腰痛予防につながるという研究結果もあります。
たとえば、2014年に発表された研究では、禁煙した喫煙者の中には、
腰痛が改善された人がいたことが示されています。

また、2019年に発表された研究でも、禁煙によって腰痛の発生率が低下することが報告されています。

以上のことから、喫煙が腰痛の原因になる可能性があることがわかっており、
禁煙が腰痛の予防・改善につながることが示唆されています。
したがって、腰痛を予防・改善するためには、禁煙が有効な対策の1つとなります。

タバコは百害あって一理なしというように身体の痛みにも大きく影響します。

なかなか止めるのは難しいと思いますが、、、
本数を減らしたり、痛みが強い時に禁煙をするだけでも
血管や神経への負荷を減らすことができるので少しは良いのかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました(^ ^)

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