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マインドマップを書いていったら、世界のチーズ料理を発信することに行き着いた

ライター業を本業としてやると決意してから、ぼんやりと下記のようなことを考えていた。


ー自分にしか書けないものを書きたい
ー誰かのためになるような有益な情報を届けたい
ー自分が出会って感動した世界の食べ物を紹介したい
ー海外に移住及び旅行した経験を活かし、その土地の食文化について伝えたい
ー自分も読者もわくわくする記事を書きたい



最近、ドキュメンタリー映画を観たり、社会や国際問題に関わる本を読んでいたこともあり、学生の頃のことを思い出していた。国際協力やボランティアに奮闘し、努力した学生時代。授業やバイトも精一杯やりながら、暇があればそうした活動に時間を割いた。社会や人のために何か自分ができることをしたかった。
社会人になってからもそんな思いはあり、東京で働いていた時はフェアトレード事業に、シンガポールにうつってからは平日は会社員として働く傍ら、週末はボランティア活動に参加した。



忙しかったが充実していたし常にわくわくしながら過ごしていた。
私にとって、このわくわくした気持ちはすごく重要だ。何をやる上でも自分も周りの人も楽しめ、胸が高鳴るようなことをやりたい。

今ご縁があって担当させていただいているライターの仕事はとても楽しく、記事を書く度にわくわくしている。仕事が楽しいということは本当にありがたいことで、日々感謝の気持ちでいっぱいだ。
そんな今のお仕事に加え、自身のアカウントでテーマを決めて、何かに特化した情報を発信したいと考えていた。



私にしかできないことってなんだろう。
自分にしか発信できない情報とはなんだろう。


この疑問は私の中に常にある気がする。
過去の投稿に書いたように、私はチーズについて学びたくてフランスに行くことを決めたが、VISAが降りずに結局学校に通うことは叶わなかった。しかし、なかなか諦めはつかず、帰国後も独学で勉強したり、チーズに関わる仕事をしたりもした。当初、この経験をもとにライターとしてチーズに特化した記事を書こうとも考えた。
しかし、自分より詳しい方は多くいる。色々な資格を持っている方や様々なコンクールに出ている方、講座を行っている方もおり、自分が書く情報はそうした方には必要がないかもという考えが常にあった。
「食」に関するライターもそうだ。食に関して知識が豊富な方、その道のプロは多くいる。自分が書く情報で独自性を出すのはこちらもなかなか難しい。


では、自分のできることとは?ある一定の方に必要な情報や記事とはなんだろう。



考えていた時、まず思ったままに文字にしてみようと思い立った。フランスに渡った時と帰国後にチーズに関して感じたことをノートに書き出す。いくつか核となる概念から枝葉を分けて自分の考えを書き、思考の流れを図にしていく、いわゆるマインドマップというやつをつくってみた。

書いたものをまとめると下記のような結果になった。


⚫︎渡仏時:発見や得たもの、喜び
ー日本やシンガポールよりもたくさんの種類のチーズを手軽に購入できた
ーチーズを使用したお料理が豊富。見たことも食べたこともないチーズ料理に多く出会うことができた。

◯これにより下記の結果が生まれた
-チーズがより身近なものになった。
-こんな食べ方があるのだと新鮮な驚きがあった。
-チーズにもっと関心を持ち、発祥の土地に行きたくなった
-食文化や郷土料理について勉強するようになった


⚫︎帰国後:フランスにいた頃との比較
-手に入るチーズの種類が少ない
-高価なので日常食べるものでなく、嗜好品となった
-チーズの料理や郷土料理にはほとんど出会えなくなった

◯これにより下記の結果が生まれた
-チーズはフランスにいた時ほど身近なものではなくなった
-新たな料理を知る機会はなく、食文化について知識を得る機会は減少した


まとめていくと、自分は食べることも好きだが、チーズが身近にあることで知識を得られることや、これまで知らなかったチーズ料理や食文化との出会いに喜びを感じていたことに気がついた。

思い返すとシンガポールにいた時も同じことを感じていた。これはシンガポールだけでなく東南アジア諸国一般に言えることだが、一年中夏の熱帯地域のため、チーズの持ち運びや保存が大変である。それが理由なのか、まだまだチーズが一般的に普及されておらず、人々の中で身近な食べ物ではない。あまり需要がないためか本格的なチーズを購入したり食べられる場所も限られていて、ローカルの方でチーズに興味がある方も少ない。
フランスに留学している際も、マレーシアやインドネシアからきた留学生たちの中には「カマンベール」や「モッツァレラ」という単語を聞いても、それがチーズなのかわかっていない友人もいた。それほどに身近な食べ物ではないのだ。
しかし、日本も同様で、6Pチーズやとろけるチーズは立派なチーズだと思っている人もいるし、ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いがわからない人々が多くいるのも事実である。では、それはなぜだろうか。答えは、スーパーに並ぶような6Pチーズやとろけるチーズが最も身近な存在だからである。



けれど、これは全く悪いことではなく、むしろ当然なのだ。
東南アジアも日本も、気候上や輸入の問題、米が主体の食文化ということもあり、チーズを日常食べる習慣はなかった。だからこそ、日本にいたっては春巻きやドリアや餃子などに使えるとろけるチーズなどは普及したが、ヨーロッパで日常口にされるチーズはあまり浸透しなかった。東南アジアも同様、普段の食生活にチーズはなくても成り立つことができたのだ。

私はチーズが好きだからこそ、多くの人にチーズに興味を持ってほしいし、フランスのようにもっと身近な食べ物としてとらえてほしい。また、チーズに詳しい方は多くいるが、世界のチーズ料理についてはまだあまり知られていないように思う。ヨーロッパは一定の知識がある人もいるかもしれないが、アジアや南米、アフリカなどのチーズ料理について知識が多い方はあまりいないように思う。


私はチーズはもちろん、世界の料理や食文化にもとても興味や関心がある。そのため、これまで30カ国以上してきた旅の中では、現地の人に混じってその土地の名物を食べてきたし、住んでいたシンガポールやフランスでも暇があれば地方に行き、その土地にしかないものをローカルな場所で試してきた。
こうした経験を活かして、自分が各地で試してきた世界のチーズ料理の情報を発信していこうと考えた。そうした中で多くの人々がその国や料理、食文化に関心を持ってくれたらそれが一番の喜びだと考えている。


投稿は主にInstagramで行う予定だが、特におすすめのお店がある場合にはAmebaブログでも店舗の情報を出そうと考えている。
今は第一号の投稿をどの国のどのチーズ料理にしようかと考えながらわくわくしている。自分自身はもちろん、読者の方々にも楽しんでいただけるような投稿をこれからたくさんしていきたい。






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