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子どもの本から北欧を読む

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北欧語で書かれた絵本、児童書の中から、北欧社会をよく表しているものについて紹介します。
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#絵本

◇7. 絵本は文化を知る窓になった

図書館の仕事の日に毎回4,5冊デンマーク語の絵本を持ち帰り、夫に読み聞かせをしてもらって…

さわぐり
1年前
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なぜ多様性を描くのか―デンマークの絵本から見えてくること

自分にとっての当たりまえを疑うことなく、それがまるで唯一の真実だと思い込んでいること、あ…

さわぐり
1年前
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物語を通して自分の感情と向き合う

よろこび、寂しさ、ワクワク感、悲しさ、落ち込み、愛しさ、恥ずかしさ、怒り…。今、あなたは…

さわぐり
2年前
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寄稿記事:ありのままでいることが許されない子どもたち。彼らの世界を描いた北欧の絵…

ハフポストさんの新しい連載「発達障害と生きる」に北欧の絵本を紹介する記事を寄稿しました。…

さわぐり
2年前
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あなたが隠し続けているものは何ですか?

北欧の絵本を紹介するnoteマガジン「子どもの本から北欧を読む」では、北欧らしすぎて日本語に…

さわぐり
2年前
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ただ自由にその人自身でいること-性的マイノリティの子どもを描いた絵本

ひとり親家庭、レインボーファミリー、ドナーチャイルドなど多様な家族のかたちが描かれる絵本…

さわぐり
2年前
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危険だから楽しい?大人対子ども?いいえ、これは子どもの自己決定のお話。

ロックダウンでデンマークの公共図書館が閉鎖される直前に、たまたま図書館で手に取った絵本が、実はとても深いテーマを描いていたことを、わたしは全く知りませんでした。最近は、めっきり絵本と触れる時間が減ってしまっていたのですが、そんなわたしにとって、とても大きな出会いとなった絵本です。 『穴』のあらすじ 『穴』というタイトルのこの本。著者はスウェーデンのイラストレーターで児童書作家のEmma Adbåge。彼女は他にいくつも作品を発表しています。 「運動場の横にある体育館のう

大きく強く、なるその先は?!

北欧絵本を紹介する記事、すっごく久々に更新します。 今回紹介するのは、"Stor og stærk" …

さわぐり
3年前
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人生を一度失った人々のこと

北欧の国々は仲が良く、お互いの国を親戚のように感じていると常日頃言われているけれど、この…

さわぐり
5年前
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今もこれからもずっと心に留めておきたいこと

「あおい目のこねこ」エゴン・マチーセン作・絵、瀬田貞二訳 福音館書店 "Mis med de blå …

さわぐり
5年前
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本の未来はあるか-ある女の子の試み

"Jenta som ville redde bøkene" af Klaus Hagerup, illustration Lisa Aisato, Gyldendal 20…

さわぐり
5年前
13

だれしもの思い出の場所

"Hils far" af Hanne Dagmar Raaberg, illustreret af Mo Maja Moesgaard, Eksistensen, 2017,…

さわぐり
6年前
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イベントのお知らせ

東京、谷中のひるねこBOOKSさんで、7月11日(水)に、「絵本から見る、北欧・デンマークの子…

さわぐり
6年前
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ハキハキしていなくても

"Tomat" af Mette Eike Neerlin, illustreret af Kamila Slocinska. Høst & Søn, 2018 Denmark 「トマト」メッテ・エイケ・ネーリン作、カミラ・スロシンスカ絵、絵本 デンマーク (表紙は文章の下) 「わたしのクラスには、言いたいことを上手く言える子が多いの。それは、先生がわたしたちに質問したときや、学級会のとき、教室でお昼ごはんを食べているときとか。 わたしは何を言おうかなって考えるのがいちば