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15分仮眠にも、本寝にも! 寝る技法「灰の惑星」をご紹介します。

今回は「眠り方」の話です。
仮眠でも本寝でも、「早く寝つきたいな」というときに試してください。
また、眠りに落ちることができなくても、仮眠をちゃんととったくらいのリフレッシュ効果はあります。

忙しい日、「座った状態で15分だけ仮眠できそう」とか、「明日の朝早いので早く寝たいな」というときに有効です。
特別な道具とかも必要ありません。
寝るだけです。

なおあくまで寝るための技法ですので、人と時と場合によってはうまくいかないこともあると思います。
その場合はご容赦ください。

この技法には「灰の惑星」と名づけました。
特に深い意味はなく、「記憶の宮殿」みたいでかっこいいかなと思ったからです。

では、必要物と手順です。

<いるもの>

ハンカチ(アイマスク代わりになればなんでもいいです)
寝床(イスなどでもいいですが、壁などにもたれて、首まで完全に脱力できるようにしてください)

<手順>

横になる(座る)
ハンカチを目に乗せる
「灰の惑星」を発動
寝る

以上です。
では、「灰の惑星」の中身を見ていきます。

<「灰の惑星」の中身>

この技法で寝るポイントは、簡単に言うと、「何も考えない」につきます。
あれこれ思い浮かべたり考えたりしてしまうから、なかなか寝つけないのです。
でも、何も考えまいとすればするほど考えてしまいますよね。
「何も考えないぞ!」という決意さえ、何かを考えているわけですから。

では、どうやって何も考えなくするのか。
この技法は、「考えちゃうんだけど考えてないも同然の状態」を作り出します。
上手くいかない場合は相性が悪いのかもしれませんが、適当にアレンジしてみてください。
では、具体的なやり方です。

1.明かりを消すか、アイマスクなどで目の前を暗くし、寝る(座る)。
自分が暗闇の中にいるイメージが大事です。
なお「寝方」という技法の特性上、身体的な痛みや刺激があると効果が半減します。
腰が痛くなる座り方とか、首がガクンと揺れてしまうようなポーズにならないよう留意してください。

2.何かを考えたり、思ったりしそうになったら、そのモノや言葉を、白くてもろい物質として、暗闇の中に思い描く。
たとえば「明日学校だなあ」という気持ちなら。
真っ白な学校の姿や、マンガの書き文字のように「明日学校~」という白い文字を、空中に思い浮かべます。

なお、イヤな人や嫌いなものを思い浮かべるとストレスなので、そういう時は一律、白い四角柱などをイメージするなどしましょう。
この時大事なのは、その白いモノはあなたが「作り上げた」のではなく、「いつの間にか現れた」「音もなく浮かんできた」というイメージです。
思考に終わりと始まりを作らず、メリハリを作らないのがコツです。

3.2で思い描いた白いモノが、音もなくハラハラと灰のように崩れ去っていくのをイメージする。
この「音もなく」というのが大事です。
ガラガラと瓦礫が崩れたり、勢いよく弾けるのではなく。
やわらかく灰で固めてあったモノが静かに自壊するように、崩れ去っていくのをイメージします。

こんな風に、暗闇で白いモノが音もなく…


灰のようにもろく自壊していくイメージです。

下の方に灰がたまっていくとか、そうした細かい描写は不要です。
とにかく静かに白いモノが崩れていくイメージだけを思い描きます。

4.何かを考えるたびに、3を繰り返す。
あとはひたすらこの繰り返しです。
「崩さなきゃ!」とか「またコレ出てきた!」という思考のメリハリを持たず、淡々と繰り返してみてください。
上手くいくと、数分で頭がボーッとしてきます。
そのまま寝入ってもいけますが、そうでなくても、これを10~15分やるだけでも、仮眠したようにリフレッシュできます。
なかなか寝入れなくても、「全然寝れないじゃん!」と焦る必要はありません。
「今自分はリラックスして、脳を休めてるんだな~」と落ち着いて過ごしてください。

5.アラームで起きる。
思いがけず寝入ってしまうことがあるので、眠気がなくてもアラームはセットしておきましょう。


<まとめ>

以上が、寝つく技法「灰の惑星」のやり方です。
私の周りでは結構効果があって、これを教えた知人たちは結構な高確率で効果を確認してくれています。
ただやはり向く向かないはあるので、「全然効果出ないぞ!」ということもあり得ます。
その場合は、別の方法をお試しください。

皆さんの快眠に、少しでも役立てれば幸甚です。

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