フリーランスとして歩み始めて半年。多分「卵巣がん」っぽいです。#9


診断が確定しました

こんにちは。
シングルマザーで今年フリーランスに戻ったばかり。
「卵巣がん疑惑」に翻弄されていた、さわです。

昨日、退院後はじめての診察に行ってきました。
診察室に入ると体調を聞かれたので、子宮と卵巣を摘出したら何だかんだ悲しくなる事も予想していたこと、でもやっぱり全然そんなことはないこと、「そんな自分に引いてます…」と伝えたら笑ってもらえました。やったー!治療はできるだけ明るく♪

さて、気になっていた診断結果は「悪性」でした!
今のところのステージはⅠ。しかし、術中に腫瘍が破れてしまったためステージⅠの中でも「C期の1」になるそうです。
これで私も立派ながん患者。がんサバイバーと言うの?
15歳~39歳までのがん患者はAYA世代とも言うみたいですね。
これから「がんサバイバー」とか「AYA世代」とか、自分に対して使うかわからないけど覚えました。

なぜ”今のところ”ステージⅠかというと、この前の手術では迅速診断でがんの陽性反応が出なかったのでリンパが残されました。
この度、がんが確定したので念のため残したリンパも取る再手術を受けることに。その後、腫瘍が破れてしまったので抗がん剤治療も6回必要。
再手術で取ったリンパをまた調べて、もしもがん細胞が見つかったら…ステージⅢ。これはいきなりHARD MODE!リンパに何もない事を祈るしかないです。

再手術も抗がん剤治療もやった方が良いなら全部やるつもりで
「はい!」「わかりました!」と受け答えを繰り返していたら、説明を終えたT先生「随分あっさり…」

逆に先生を心配させてしまったのかな…。他の患者さんはもっと感情出したり、他の治療方法はないか食い下がったりするの?だって泣いて拒否しても仕方がないじゃん。因みにまだ死ぬ気はしていないから泣いてないです。(術後2日目は痛すぎて泣いた)
それに、私は全身麻酔の手術は怖くないし(次で4回目w)、髪の毛もまた生えてくるから今はいらない。むしろ私は男顔だからスキンヘッドが似合うんじゃないかと前から思っていた。つるつるにする勇気はなかったからこれを機に…。

ということで、完全に日常に戻るのはちょっと先になりそう。がんって厄介だなー。

それでは、途中になっていた前回の入院中の様子を語っていきます。

入院2日目(手術日)

早朝、目覚めると起床するのにちょうどいい時間だった。

6:00
水を摂取してOKなのはここまで。数日飲めなくなるつもりで少し多めに飲み込んだ。
それから腹水予防のためのハーゲンダッツ。ちょっとした最後の晩餐気分でした。

8:00
ハーゲンダッツを食べた後、とくにやることもなかったのでベッドに横になってウトウトしていたら回診の時間になってT先生が来た。「よろしくお願いします」と軽くあいさつしただけ。

8:30
看護師のKちゃんに手伝ってもらいながら手術着に着替えたり準備開始。
手術開始時間の10分前に歩いて手術室へ向かった。病棟を出ると待機していた家族とご対面。手術室の手前まで息子がずっと手を繋いでいてくれた。
手術って受ける方は一瞬だけど、待ってる方が長くて緊張するよね!

9:00
手術台へ。さすがに緊張してきた。
まずは横になって背中を丸めて、麻酔科医のA先生に硬膜外麻酔の針を背中に入れてもらった。めちゃくちゃ痛いのでは?と思っていたけど全く痛みなし。そして既に眠い。背中からの麻酔がちょっと効いていると教えてもらった。
それから仰向けに体勢を変えて「麻酔入りましたよ」「は~い」と返事をしてから二呼吸で記憶が途切れました。毎回「絶対眠らないぞ!!」と思うのに避けられないんだよね~。

13:00
ベッドごと病室へ移動しているところで目が覚めた。
T先生「今ご家族、息子さんしかいないみたいで…」
何でいないの!!!「すみません…」と謝るしかなく…
そして「陰性だったのでリンパは切らなかったです」と伝えられた。
ということは良性の可能性もあるのかと思って聞いてみたら「というわけでもなさそう」という応えだったから、じゃあやっぱりがんなんだなと思うことにした。
続けて「リンパ取らなかったので5日後には退院できます」と言われて、ええぇぇぇ?早すぎない?とは言えなかった。

あまりにも早すぎる退院予定にまだ麻酔でぼーっとしている頭が追いつかないまま手術室の扉をくぐると、戻ってきた両親と息子の姿が見えた。
不安そうにこちらを見ている息子に「ママ元気だよ~」と声をかけた。本当に、この時はまだ全く痛みがなくて麻酔の後の怠さもなかった。15年前の術後とは全然違う。医療の進歩すごい!!
遠慮して近づけない息子の手をA先生がぐっと引っ張って、私の手を握らせてくれた。A先生めっちゃかっこいい!(女医さんです)
家族とはここで「また明日ね」と言ってお別れ。

病室に戻って時計を見るとまだ13:00。予定では最長7時間といわれていたから本当に早かった。と、まだお昼だから明日の朝まで暇すぎてどうしようと思った。

T先生再び登場。「水分もご飯も明日の昼からOK。あと、術後のハーゲンダッツは今回リンパを切らなかったので好きなときに食べて良いです」
退院予定に続いて、食事の再開も早すぎてびっくり!術前から合計で4日間程絶食の予定だったはずなので。

足には噂の血栓予防のフットポンプが付けられた。
色々なブログで、痛いとか眠るのに邪魔とか評判が悪かったこれ。私は最高に好きでした。お別れが残念だった程。

21:00
暇すぎると思ったものの、術後なのでそれなりに疲れていて眠れた。
全く痛みを感じていなかったのが、ジワジワと軽い生理痛のような痛みが出てきた。看護師さんに背中から痛み止めを追加してもらった。
横向きで寝たり、身体を起こさなければ動いて良いと言われたので動いてみたけど結構痛い。
30分後、痛み止めが効いてきた。やっぱり全然痛くない。すごい!
横向きでも眠れた。すごい!

その後も2,3時間ごとに鈍い痛みで目覚めたけど、痛み止めが効いている間はかなり気持ちよく眠れた手術当日の夜でした。

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