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『セレブリティ』恐怖の生配信

このドラマを見るまでは、
私にはイマイチSNS界のインフルエンサー達が、
どのように現れてなぜ稼げるのかがわかっていなかった。

Netflix韓国ドラマ全12話『セレブリティ』は、
そんな私にもSNSセレブの登場やその裏側をわかり易く見せてくれた。

インスタもやっていなかったソ・アリ

主人公のソ・アリ(パク・ギュヨン)は平凡な化粧品販売員。
インスタのアカウントさえ持っていなかった。
幼なじみのオ・ミネに偶然声をかけられ、
徐々にSNSセレブの世界の沼にハマっていくまでは。

偶然再会したオ・ミネはセレブになっていた


黒幕は広告会社

SNSの世界で多大な影響力を持つインフルエンサー。
1万人のフォロワーを集める事ができれば、
企業から商品PRの依頼やブランド立ち上げのオファーがもたらされ、
売れれば売れるほど莫大な富が転がり込む。

そうしたSNSセレブ達を
作り出し、サポートし、利用している総元締めが存在する。
広告会社だ。
勿論、本人の魅力やカリスマ性は必要不可欠だが、
それを世に出し、育て、イメージを作り上げ、フォロワー数を増やしてインフルエンサーに仕立て上げる。
広告タレントとして企業と結びつける黒幕。

ソ・アリもまた広告会社の餌食に

ソ・アリの魅力にいち早く気づいた大手広告会社代表チュ・スンヒョク(ムン・テユ)は、
「あなたは人を注目させる魅力がある。あなたの商品としての競争力と可能性を信じて育ててみたい。」と申し出た。

最初、難色を示していたソ・アリだが、
本気でセレブを目指そうと、
代表チュに指南を仰ぐことに。

広告会社代表チュはソ・アリを変身させ、自分の魅力に気づかせる


裏技を知ったソ・アリだが

元々カリスマ性のあったソ・アリは瞬く間にフォロワーを増やし、
トップインフルエンサーとしてセレブの仲間入りをする。

カリスマ性のあるソ・アリは一気にセレブの仲間入りを果たす


そして代表チュによって、
フォロワーを増やすさまざまな裏技も知ることになる。

他のセレブに寄生して有名になる

フォロワー数をお金で買う

しかし、ソ・アリはチュの言うことをそのまま聞くことはしない。
そのせいで炎上することも度々あり、
とんとん拍子に成功することはなかった。
何度も転げ落ちながら、
這い上がっていく姿がソ・アリの魅力でもある。


恐ろしいSNSの世界

セレブ達は互いに利用し合いながら、
フォロワー数を伸ばし、
ある時点で裏切り突き落とす。

セレブ達の友情は真っ赤な嘘

その闇は深い。
にわかについたファン達は、
離れる時は一瞬にして、
蜘蛛の子を散らすように離れていき、
一気にアンチにまわる。
その身の返し様には唖然とする。

誹謗中傷、陰謀、薬物依存、自殺。
SNSセレブ界の裏側を
惜し気もなく見せてくれる。


恐怖の生配信

このドラマの面白いところは、

フォロワー130万人のパワーインフルエンサーとなるや否や、
突然この世界から姿を消したソ・アリが、
自分がセレブになれた方法やこの世界の裏側を
生配信で語りながら物語が進んでいくところだ。
死んだはずのソ・アリの生配信で、
暴かれていく秘密に
セレブ達が驚愕する様に身震いする。

ソ・アリを守り抜くパン・ジュンギョン
全体的に存在感薄めだったのが残念
狂気のセレブ達の中で常に冷静な
ユン・シヒョン(イ・チョンア)

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