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結局はコツコツ!幸せ巡る地道力

こんにちは!ウェルネスヨガアドバイザー
吉田紗弥です。
新緑の爽やかな季節になってまりましたね🍀
皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日も人生を豊かに過ごすためのヨガのお話を進めていきたいと思います。

今から約二千年前に成立されたとされる
ヨガの根本経典
「ヨーガスートラ」の中に、

「アヴィヤーサ」

という言葉があります。

このアヴィヤーサは
「忍耐」や「継続」の大切さを教えてくれる言葉で、

何か一つの対象に対して、
真剣に、時間をかけて
丁寧に向かい続けることで
人生の大きな基盤が出来上がり、
大きな幸せを感じることができる

と教えてくれています。

私たちは、何か目標があるとき、
すぐにその答えや結果を求めがちです。

特に便利になった現代、
すぐに答えが出る世の中に生きていて、
動画を倍速したり、
先に結末を見ることも可能です。

そして、少しでも答えが遅れたり、
結果が出なかったりすると、
ソワソワしたり、イライラしたり感情が乱れてしまう時があります。

けれども、何事も長い時間をかけ、
丁寧に
我慢強く
目の前の対象に向き合うことこそ、
私たちの本当に求める幸せにつながってくるはずなのです。

例えば、「山登り」で例を挙げてみます。

山を登る方法は、
ロープウェーで時間をかけずに登る方法。

そして自分の足で時間をかけて登る方法。

前者はあまり労力と時間をかけずに
頂上へ行くことができます。

そして、後者は時間をかけ、労力もかかります。

しかし、後者の、
自分の足で、時間をかけ、
頂上へ行くまでにたくさんの
発見があるでしょう。

足元に珍しい花や植物を見つけることもあれば、
見上げると木々の間から漏れる太陽の光、
生い茂る葉っぱの重なり合う音、
どこからか聞こえる滝の音や川の流れる音。
また時には鳥や普段見ない動物にも会える時もあります。

そんな大自然を感じながら登り、
頂上についた先には、
絶対、ロープウェーで登った時に味わえなかった
大きな感動を得ることができるはずなのです。

私たちは、何か目標がある時、
ついつい結果を急ぎ、
時間をかけずに感動を追い求めてしまう時があります。

けれども本当の感動や幸せは、それに向かう長い道のりがあってこそ
掴めるものなのです。


私のお話をしたいと思います。

私は元々学生の時に
文学を専攻していたのですが、
社会人になってからは、
文学をあまり読まなくなり、
読むものは、
自己啓発本や雑誌、
フィクションに触れるとしたら、
映画やNetflixなどで楽しむようになりました。

そして最近、ネットで「朗読会」というものを見つけたのです。

本を読むけれども、
朗読に関しては全く無知であり、
現在、ヨガのインストラクターとして、
人前で声を出すお仕事なので、
いい機会だと思い、思い切って体験会に参加することにしたのです。

その朗読会とは、
一つの文学を読むというサークルで
発声練習やアクセントの
練習もするということなので、
ワクワクしながら体験会当日を迎えました。

都内にある
コミュニティーセンターの一部屋にはいると
、何人かの人が既に集まっており、
テキストらしいものが渡されます。

テキストは
早口言葉が書いてあるものもあれば、
歌舞伎の台本のような難しい文章が書かれたものもあります。

そして朗読のテーマになる小説は
夏目漱石の「文鳥」という小説でした。

ハラハラしながら講師の方がご挨拶をされ、
まずは発声練習。

みんなでロングトーンという「あ〜〜〜〜」と
息が続くまで発音したり、
リズムに合わせて詩を読んだり、
早口言葉のような言葉を続けて読んだり、

腹式呼吸を使いながら大きな声を使うと
じわ〜と汗をかくのです。

「アナウンサーってすごい大変・・」と思っていたのですが、
そこからようやく

夏目漱石の「文鳥」を読み始めるのですが、

この小説、すごく短そうな短編小説で、普通に読もうと思えば、
10分もかからずに読めてしまえそうな内容。

それを何個かの段落に分けて、一人ずつ読んでいくのです。

そして朗読は作者の意図を
自分なりに汲み取りながら
読んでいくので、丁寧に、丁寧に文字を拾ってくのですが、

昔の言葉も多いし、一つ一つの表現が長い・・・。

主人公が文鳥を飼い、ひたすらにその文鳥を観察するという場面ばかり。

正直、
「一人で読んだ方が絶対早い」と思いつつ、
一人一人が読んでいる文章に目を通し、自分の番が来たら
丁寧に、ゆっくり読む。

せっかちな私は
「なんだかじれったい・・。」
「サラッと結末まで読んでしまいたい」
と思うような気持ちに駆られました。

しかし、講師の方が丁寧に、
朗読のポイントや抑揚、
声の大きさを指導してくれながら、
夏目漱石の小説の特徴などを説明してくれ、
文字を追っていくと、

次第に出てくる「文鳥」という鳥が
可愛らしく思えてくるのです。

私は正直動物が苦手です。

けれども、みんなで丁寧に読む進めていくうちに
この文鳥とそれを世話する主人公に感情移入し、
文鳥の様子が気になってくるのです。

そして最後、時間となり、最後まで読み終えたのですが、
感動と、改めて小説の素晴らしさ、
夏目漱石の繊細な表現に胸がいっぱいになりました。

丁寧に読み上げ、細かい描写までも
目を通し、想像を膨らませ、
結末までのさまざまな出来事や
主人公の気持ちの変化
を読み解いていったからこそ
朗読の素晴らしさを味わうことができたのです。

私たちの人生も同じことが言えるのではないでしょうか。

私たちは時として、自分の求める結果を急いでしまう時があります。

早く結果が欲しくて先回りしようとして焦ったり、ソワソワしたりする時があります。

けれども、その結末はそれまで
に出会う苦い経験や、ピンチが
あるからこそ、
結末は最高に素晴らしく
感動できるはずなのです。

まるで、自分の足で長い道のりを登り、
山頂まで歩き続け、
美しい景色を仰ぐ登山家のように

私たちも、焦らず、丁寧に、忍耐を持って
人生という山を登り続けましょう!



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