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自分の「嫌いなところ」と向き合うと、良いこともある

私はずっと自分の内向的な性質が嫌いでした。
今でも願わくば改善したいと思っている。

たまたまお洒落なカフェを見つけても、一人で入ることが出来ない。
深い仲ではない知り合いに街で合っても声かけられない。(何なら隠れる)

挙げ出したらキリがないくらい、天性の内向人間なのだ。

そんな自分が嫌いで、少しでも外交的になりたいと思い、行動に移したこともある。が、最初は「理想の自分」を演じて良い感じにいっても、結局「本来の内向的な自分」がニョキニョキと現れて仮の姿はそう長くは続かない。
そして何よりも、自分にとって大ストレスになるんだよね。


一方で、そんな自分と30年も向き合っていると「良いこと」もある。

新しい場所に行くのは苦手だけど、その分、自分にとって居心地の良い「お気に入りの場所」が見つかりやすいこと。

お気に入りの場所でカフェラテを飲みながら読書をしたり、自分と向き合う時間を過ごすことは最高に幸せだ。

そして、仕事で人とコミュニケーションをとる時も、内向的な人の気持ちがわかるおかげで取れる行動が多いこと。

例えば、「相手の反応を見て、こちらから過剰に声をかけないこと」や、「言葉にしないけど、困っているような事がないか観察すること」など。自分自身がしてもらって嬉しかった行動を踏まえて「私だから出来る行動」を見つけていく。小さな事ではあるけれど、内向的な人にとっては嬉しい配慮だと思うのです。

さらには、こうして自分の嫌いなところを隠さずに敢えて発信することで「わかる!」「わたしも!」と共感してくれる人に出会えたこと。

自分とは真逆の外交的な人を見て「なんで私には出来ないんだろう…」とばかり悩んでいたけれど、見えてなかっただけで同じように悩んでいる人がたくさんいたのだ。

自分なりの「心地よい過ごし方」を発信したり、逆に、皆さんのオススメを教えてもらえるような繋がりが持てることは、とっても嬉しくて楽しいです!


嫌いだった内向的な自分に向き合うことで、「外交的=良いこと/自分の理想」という自らに植え付けてしまっていた固定観念が、ほろほろと解けていく感覚。

「なんで私は…」とつい責めたくなる時ほど忘れずにいたい、心地よい感覚だ。

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