今年の振り返り

noteの記録、ということで、こんなお知らせが来てました。

昨年度は気づかなかったのですが、すごいサービスですよね。
読んでいただいた方々、ありがとうございました。

振り返ると、一番読まれたのはこの記事でした。

書いていた時、すごくモヤモヤしていて、「女装」なのか「性同一性障害」なのか、当事者自身が班別ができないことが沢山あるな、と感じていました。周りから変な目で見られてしまうことにも、怒りを感じていました。殊更、「女装」に対する目が厳しいことに関して、すごく憤っていました(今もそうですが……)。

私自身は、性同一性障害の診断をもらったおかげで、自分の中でブレない軸を作ることができました。「気のせいかもしれない」と押し込めていた本心に気づけたし、自分を受け入れる準備もできました。そして、自分のその後の人生の方向性を決める決意も。

全部、「気のせいだ」って思っていたら、なかった分岐点です。きっと、そのまま男を装って生きていたのだと思います。それはそれで、満足のいく方向性だったのでしょう。でも、自分を隠して生き続けることの苦しさは、きっとずっとずっと続いていったのだと思います。

だからこそ、あの時、私が自分の生きる方向を決心して、よかったと感じています。鬱病の真っただ中にいて、灰色の世界にいた頃。性同一性障害を受け入れて生きることに、文字通り光を見出しました。精神科に入院していた頃のことです。あの入院があって、今の私がいるんだと思います。

ジェンダーの在り方は自分のことだからこそ見えづらい問題です。
でも、自分を誤魔化すことは、苦しくてつらいことだと痛感しました。
どうか、同じような悩みを持つ人たちと、共有できればいいなと思います。

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