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ある意味、うらやましい

成人式で、ド派手な衣装をきて騒いでる若者をみて
眉をひそめる人も多いと思う。

でも、わたしは「イイナー」と思ってしまう。
だって彼らは自己主張できてるから。

もちろん、人に迷惑をかけ過ぎたり
場を乱すのはよくないんだけどね。

でも、衣装を派手にして、みんなと一緒に楽しんだり
みんなで成人のお祝いを心から喜べているなら
はじけてしまうのも、若さだと思う。

ド派手成人式のインタビューをテレビで観てたら
親と仲いい人もいるようで
「お母さん大好きー!」
「お母さんありがとうー!」と叫んでる。
「両親のようになりたいー」って言ってる人もいた。

いいな。
わたしが味わったことの無い想いだ。

わたしは服装も、立ち振る舞いも
親が思うところをはみ出したら叱られる子供だった。
だからいつでも、どんなときも
大人しく、言われた通りにしてきた。
いつも萎縮してた、情けないわたし。

昔、わたしは成人の時
生前、父がつくってくれた振袖を着た。
本当の笑顔で写真に写ることはできなかった。

昔の成人の写真。今みると笑顔がかたい。
mamaと一緒に写真館にいって
もっと笑え、とか言われ
ますますひきつった笑顔になってた。

成人の想い出。
楽しさはなく、mamaに”見張られてる”なかで
義務として写真をとった想い出。

お父さん。立派な振袖をつくってくれたのに
当時あんな気持ちで写真をとって、ごめんね。

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