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ADHD×ASDの家計管理

自分はADHD×ASDのコンボだと自己分析しています。その特性もあって、様々な物事の管理が本当に苦手だとも考えています。

なかでも苦手なのが、お金の管理。四十数年にわたってずっと試行錯誤してきましたが、ようやくパチっとはまる感覚の管理術の基礎ができてきました。とても嬉しいです。大げさでなく、ようやく人並みに生きていける基礎が整ったという感覚です。ここまで長い道のりでした。

これから書くのはあくまでもわたしの中での基礎。これからまた変化があるかもしれませんが、現時点での記録も兼ねて、書いておきたいと思います。


ベースとなる家計簿と、ひと月の予算組み

まずベースとなるのが、家計簿。家計簿はづんさんの家計簿のフォーマットに添って、A5のルーズリーフに手書きで書いています。

家計簿兼、家置きの手帳に使っているのは、ステッチリーフさんのバインダー。予定とつきあわせながら、ひと月の予算を組んでいきます。

づんさんのフォーマットで記録したあとは、マンスリーレフィルにも一日あたりの使った額と、その日までに使った合計金額も書き込んでいきます。

ひと月分を書き終わったら、別のバインダーに移して記録しています。

家計簿はアナログ管理に加えて、スマホにもアプリを入れて管理しています。項目ごとに現在までの額を見られるのもとてもありがたいです。アプリとノートをつきあわせて、日々の確認と管理をしています。

家計簿の仲間たち


ひと月の予算は、項目別に決めています。生活費、医療費、社交費、特別費などのほかに、「ひとりカフェ費」も項目として計上しています。自分にとっては、ひとりカフェは人生に欠かせない時間なので、あらためて予算に組み込んで仕組み化することが大事だという結論に達したからです。

生活費は、食費・外食費・日用品をすべて含めた上で週ごとの予算を決めて、その中でやりくりしています。財布は別にしています。ひと月あたり5週分で予算を決めていて、余った分は貯金に回します。

社交費には、音楽や俳句の所属団体の年会費に向けての積立ても含まれています。支払いの時期になると慌てて準備するのがいやになったので、月間予算に組み込むことにしました。気持ちがとても楽になりました。また、人と会う予定やおつかいものの予定があったら、それも予算の枠内で調整します。

医療費も一回ごとの金額がおおむね決まっているので、その枠内での金額を計上して、一項目ずつひと月の中で組んでいます。気持ちにゆとりを持って、自分のメンテナンスをできるようになりました。


予算はファイルで管理

こうして組み分けていったひと月の予算は、項目ごとに分けた封筒に入れて、ひと項目あたり1ページを割り振ったA5のファイルと、白いジャバラのファイルに入れていきます。

ひと月予算はファイルで管理

A5のファイルには、医療費や社交費、ひとりカフェ費などを入れています。白いジャバラファイルには、生活費を週ごとに分けて入れているほか、医療費や社交費で使った領収書を項目ごとに分けて入れています。

人と会う予定がある時には、あらかじめ組んでおいた予算を社交費用の財布に入れて、その中でやりくりするようにしています。

医療費を使うときには、領収書を持ち帰りやすいように、予算をA5の透明バインダーに移し替えて持っていきます。

医療費は通院日にA5ファイルに移し替え

いずれも、予算から余ったお金は封筒に戻します。ひと月が経って、余ったお金はすべて貯金に回します。

また、週ごとの生活費だけを入れた財布と自分の財布、それに加えて小銭入れの3つの財布を持ち歩いています。小銭入れには一日のはじめに1,000円分入れるようにしておいて、一日がおわると小銭をポーチに移します。ポーチも、50円以上と10円以下の2種類に分けて、管理しやすくしています。小銭の移動は毎日欠かさずしています。

レシートは経費として必要ないものも、ひと月ごとにノートに貼って記録しています。このノートは一年経ったら捨てていこうと考えています。


仕組み化したことで生まれたもの

予算管理をこうやって仕組み化できるようになるまでには、長い時間がかかりました。諦めずに粘り強く取り組んできたおかげで、ようやく自分のやり方の基礎を作り出すことができました。

こうやってひと月あたりのお金を仕組み化してきたことによって、自分の心にゆとりが生まれました。これまでひとりでカフェをすることにもどこか焦りや罪悪感を感じていたのですが、予算を計上したことによって、堂々とカフェでの時間を過ごせるようになりました。ほかにも、書籍代なども予算に組み込むことができたので、ゆとりを持って自分をケアしていくことが可能になりました。

予算を項目ごとに封筒に分け入れて、手元にある状態で、いつでも見られるようにしておいたことも、自分の特性には合っていたようです。安心感を持って、毎日を送れるようになりました。

基礎編での運用をまずは一年続けてみて、そこからの改善点などが見つかったら、すこしずつチェンジしていきたいと思います。

同じような特性をお持ちで、お金の管理に悩んでおられる方の一助となれば幸いです。



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