映画『マイスモールランド』を観に行きませんか?
5/6から全国で公開予定の映画「マイスモールランド」は第72回ベルリン国際映画祭で日本映画として初めて「アムネスティ国際映画賞」のスペシャルメンションに選ばれた作品です。
この作品は、難民申請が却下され、日本の在留資格を失った人々の苦悩を、幼い頃から日本で育ったクルド人の少女の視点から描いています。
昨日は、この映画の主人公である少女の家族と同じように、難民申請を却下され、日本の在留資格を持たないクルド人の家族を2組を訪ねてきました。
最初に訪問した家に住む7歳の女の子は、とても明るく元気な子で、目をキラキラさせてこう言いました。「あたし、小学校が大好き!」
やんちゃな下の子(男の子)に手を焼いているお母さんの表情には、言葉の通じない異国で子育てに奮闘する母親の苦悩が表れていました。
2軒目のお宅の13歳の少女は、日本語があまり話せないお父さんとお母さんの日本語通訳をしてくれました。
父親は「日本は私たちを助けてくれない。」と言って将来を悲観していました。
少女に「将来、何になりたいの?」と尋ねると、「弁護士になりたい。」と少し悲しげに答えました。
そんな彼女を見て、私は胸が張り裂けそうでした。
彼らは何の罪も犯していません。
本当の罪は、法律を守らないことではありません。
人が自由に生きる権利を奪って、罰することです。
日本の難民認定制度と差別的な入管収容は、国際法違反として国連から繰り返し厳しい批判を受けています。
鎖国は遠い昔の話です。
日本人は、日本や日本人のことだけを考えていればいいという時代ではなくなっているのです。
ウクライナからの戦争避難民を受け入れるのと同じように、送り返せば命の危険にさらされる人たちを保護し、受け入れてこそ、真の平和な民主主義国家であり、先進国であると言えるでしょう。
自分には何もできないと思っている人にも、沈黙していることや寄付をすること以外に、できることはあります。
居住権を失い、自由を制限されて生きることがどんなことかを理解するために、まずはこの映画を観ることから始めてみませんか?
最後に。
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