#名刺代わりの音楽10選
おねがい
ラジオ感覚で「聞く」ように「読んで」ください。
1.くるり/京都の大学生
ぼくは24歳の年に大学1年生になっているすこし変わった経歴の持ち主だ。
その大学の進学の決め手となったのはこの曲だ。
この曲を聴き、ああ京都へ行こうと決断した。
というのも、ぼくの魂の一部はやはり今も真夜中の今出川通を彷徨っているのだ。
ぼくと言えば、やっぱり京都。第二の故郷である。
今、目を閉じてまぶたに浮かぶ大切な人たちの顔は、どれも京都で出会った人たちだねぇ。
そういう意味で、これはぼくの始まりの曲なのだ。
2.King Gnu/雨燦々
ぼくは、もちごめから逃げた。
もちごめというのは、当時付き合っていた彼女との間に飼っていた白いワンちゃんの名前だ。
紆余曲折があって別れることになったのだが、あの時の北摂の思い出は、一生の宝ものだ。
ただただ別れた彼女には、幸せになってほしい。
もちごめくんも幸せになってほしい。
その時、別れの悲しみを癒やして何度も何度も貪るようにPVを観た。
きっと、この曲を聴いたらみんな赦されるんだろうなぁ。
当時は、失恋のショックが大きすぎたから、いろんなものに逃げ込んだ。
縋るように、助けを求めるように、音楽に逃げ込むように聞き入った。そのたびに救われた。
失恋のショックも自己嫌悪も自罰感もすべて、雨のように洗い流してくれる。
3.椎名林檎/ありあまる富
もし地球が滅びるとして、地球の外に3つだけ絵画を持っていけるとしたら、『ゲルニカ』『モナリザ』『アダムの創造』。
こういう比喩表現を聞いたことがある。
要するに、それだけすばらしい絵画だと言いたいのだろう。
こういう表現はけっこう好きだ。
ぼくも真似したい。
もしも日本人が滅びるとして、世界の外に3つだけ持っていけるシングルCDがあったとして、そしたらぼくは間違いなくこの曲を選ぶ。
というか、ノーベル賞はまだなのか?
ノーベル平和賞でもあるが、ノーベル文学賞いけると思うんだよなぁ。
この感動的な歌詞にこころが震えないわけがない。この曲が国歌でもいいはずだ。
ぜひ、何度も聴いてみてほしい。この曲で何人が涙しただろうか。ライブの『ありあまる富』最高だったなぁ・・(2023年3月大阪にて)
※世界の外に持っていく曲もう一曲は、後半で紹介する。
4.Radiohead/Let Down
「癒やし〜ぷ」なんていうのがある。
ヘッドスパらしい。
武田塾を追放された林社長が手掛ける新しいフランチャイズなんだとか。
ぼくはまだ、体験したことがないが、聞くところによるとこれがすごく気持ちいいらしい。
頭皮が完全に洗浄され、水の一粒一粒が気持ちいいらしい。
たかがシャワーだろと思うかもしれないが、侮れないのだとか。
友人の「癒やし〜ぷ」の力説を聞いていると、思い出した曲がある。
それ、Radioheodの『Let Down』だ。
聴き終える頃、あなたの耳に残るのは究極のリラックス。
「ととのう」とか「酔う」という感覚に近い浮遊感。
絶対的なリラックス。
ぼくがUKロックにドハマリした高校時代を過ごしていたのだが、この曲を何度聴いたことか。
ああ、そういえばぼくは高校を中退しているので、あんまり縁起のいい曲ではないかもしれないね(笑)
5.餓鬼レンジャー,Creepy Nuts/ちょっとだけバカ
ぼくは本を読みすぎた。
もっとすごい人が大勢いるから、そんなことをいうのはおこがましいのだけど、あえて言う。
大学の4年間がんばったことは?
と訊かれたらた、真っ先に浮かぶのが、「読書です!1000冊読みました!」
※実際この自己紹介は、ある新聞社のインターンで大ウケだった。
まぁ、少ないと思うかもしれないけど、
本を何冊も読むというアイデンティティでしか、自尊心を保てないかわいそうな宿命を背負お狂ったように読書に貪っていた時期がある、というだけなんだよな。あとから冷静になって分析してみるとわかるけど、そういう時期だったのだ。
大学院へ行こうとか崇高な目的があったにはあったのだが、それよりも強迫観念のようなものに突き動かされていた、と思う。
それをしみじみと思うほどに、ぼくの読書力は衰えている。
読書と筋トレは一緒だと昔聞いたことがある。続けていないとすぐに鈍る、という意味だ。
要するに、昔のぼくはすごくマッチョだったのだ。だけど、頭でっかちなマッチョだ。
読書の冊数を積み上げるごとに、自意識が肥大化していった。
そんなみにくく肥大化した自意識を打ち壊してくれたのが、この曲だった。
バカでいいんだぁ、おれ〜
※その気付きから、第一印象が「にこにこしている人」になりました。
そういうと、若い頃の尖っているぼくを知っている人から驚かれます。
6.Jizue/grass
このアーティストは、そんなに有名じゃない。
マイナーを挟むおれ(笑)みたいなイタイ虚栄心がないわけではないが、
この曲はぼくが人生で一番聴いた曲だ。
京都で過ごした4年間に何度も再生したこの曲。なぜかというと、本を読みながら聴くことができるからだ。この曲には歌詞がない。インストゥルメンタルというやつだ。
歌詞があると言葉が引っかかって読書どころではない。
しかし、歌詞がない曲はどうだろう。
文字がすらすら頭に入ってくる。すげぇ!!
集中力とか、読解力とか上がってるんじゃないかな。
ぼくは4年間を、ちょっとした司法試験だったら受かるんじゃないかってくらいの時間をどっぷりと読書して過ごした。
そのときのお供がこの曲だったのだ。
この曲を聴くと思い出す。
でも、思い出はそれだけじゃない。
ぼくはドライブのときにはほぼかならずこのアルバムをかけた。
だれかと対話する時に、この曲をかけると本当に深まる。
対話や思考が深まる。
この曲はそのスイッチ。
そして、このJizueは、なんと京都のアーティストなのだ。
そこも懇意にしている理由である。
7.LIBRO,鎮座ドープネス/ヤッホー
この曲のPVは、おじさん2人が山に登ったり、スケボーしたり、地酒を飲んだりして、山頂から「やっほー」と叫ぶだけの映像だ。
ゆるく、ほわ〜んと、のんびり生きる。
いつだって、この曲を楽しめる精神状態でいたいなぁ。
平和を象徴するような楽曲。飯盛山にいつか行きたい。
8.unknown/二人を結ぶジャンボフェリー
これは、聴いてほしいというよりお乗ってほしいという話かもしれない。
いや、乗りながら聴いてほしい。
わけわからないよな(笑)
ジャンボフェリーとは、神戸港と高松港を往来するフェリーの名前なのだ。約5時間の航行なのだが、これがたまらない。
でかい船なので船酔いの心配もなく、
フェリーの中には
・サウナ
・食堂
・屋上デッキ
があって、瀬戸内海を一望しながら、最高の航海をたのしめる。
この最高の旅の終わりを告げるチャイムのように流れるのがこの曲なのだ。
神戸の山に照らされた舟形の目印へむかっていく、あの夕暮れの瀬戸内海は言葉にできない美しさ。
その紅い夕焼けに包まれている中で、流れるのがこの曲なのだ。
9.Dragon Ash/Grateful Days featuring Aco, Zeebra
KJのこともZEEBRAのことも知らないという人も、
この聴き心地のよいライムだったら、耳にしたことがあるかもしれない。
ヒップホップ好きの中には、
KJとZEEBRAが、あんな喧嘩なんかせずに、そのまま仲良く活動を続けていたら、日本のヒップホップはもっともっと爆発的な人気を誇っていたかもしれない。
ちなみに、この曲が日本を代表する3曲のうちのもう一曲。
『ありあまる富』『Greatful Days』の2曲は確定。
あと、1曲なんだろうなぁ。
10.THEラブ人間/大人と子供(初夏のテーマ)
ヴァイオリンの音色が、こころのささくれにあたってすごく痛い。
こういうのをなんていうのだろう。
ノスタルジー?なつかしさ?
この曲を聴くと、ぼくはセピア色の記憶が蘇って、胸がきゅ〜と締め付けられるのだ。
死ぬ前に思い出す1曲なんだろうな。
実はね。
この曲ある人との思い出の1曲なのだ。
その人物はぼくの親友にあたる人物なのだが、今疎遠だ。
ある約束が達成されるまで、その人に連絡を取らないとお互いの合意し、疎遠を選択したのだ。
『ドラえもん』の中に『帰ってきたドラえもん』という話があるが、あのストーリーを思い出してもらえるといい。ドラえもんなしで強く生きるために、のび太がジャイアンに立ち向かったように、ああいう人生の佳境真っ只中というわけだ。
その約束とは、noteで満足のいく結果を出すことだ。
具体的な目標は、100万ビューと1万人フォロワーだ。
現在(2024年1月20日時点)、2万ちょっとのビューと400人のフォロワーがいる。
目標までは、残り98万ビューと9600人。
というわけだ。
人生で死ぬ気になれば、できないことはないんじゃないかな。
柏・六本木・銀座・東京タワー・フジテレビ・浅草・九十九里浜・仙台・京都・姫路・会津若松
また行こうな!
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