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スタンフォード プロダクトマネジメント講座<受講編>

講座概要

Stanford Continuing Studiesで開催されているオンラインのプロダクトマネジメント講座(BUS 62 W — Fundamentals of Product Management)を受講しました。場所を選ばず受講要件もなく、受講費用は765USDと、他のプロダクトマネジメントを学べるオンラインスクールに比べると安価です。過去UDEMYやUDACITYなどのオンラインコースも受講したのですが、一人で淡々と授業、課題を進めるより、同じ志の人とグループワークしながら学びたいと言う想いがあり受講を決めました。

授業

Stanfordの講座と言うことでアメリカ西海岸在住の受講者が多い印象でしたが、ブラジル、コロンビア、日本、イスラエル、イギリス、フィンランド、ロシアなど、各国からの受講者もいました。すでにプロダクトマネージャーの人もいますが、コンサルタント、エンジニア、プロジェクトマネージャー、プログラムマネージャー、カスタマーサポート、MBA、UXリサーチャー、UI/UXデザイナー、ベンチャーキャピタル、マーケティング、QAなどプロダクトに関わるあらゆるバックグラウンドを持つ人が受講されていました。勤務先も誰もが知っている大企業からスタートアップまで多様でした。

人気講座のため定員は100名以上あり、春夏秋冬、通年で4回開催されています。10週間の講座でZoomを使ったライブ授業があり、毎週のサイクルは下記のような感じです。

・事前資料確認(1〜2時間)
・ライブ授業(1〜1.5時間)
・授業後質疑応答(40分程度)
・グループワーク(1〜6時間)
・お題に対する意見をディスカッションボードに書き込む(1時間程度)

時差があるため授業が平日午前3時半からと大変でした。私はドイツ在住のためこの時間になりましたが、日本からの参加だと平日午前中の時間帯になります。ただ授業後の質疑応答で質問したいことがない限りは、授業後にアップされる録画でも十分キャッチアップできます。

グループ課題

グループワークでは最初の週に最大5人でチームを作り、10週間かけてプロダクト開発のプロジェクトに取り組みます。私はコロンビアの方に誘ってもらい、全員母国語が英語ではない多国籍チームに入りました。

メンバ毎にモチベーションや割ける時間が異なり時差も大きく、議論を尽くしてという感じではないですが、都度なんとか課題を形にしていきました。他グループの成果物は見ることができないのですが、講師からのフィードバックを見ると、ポイントを押さえられている印象でした。

ただ、最終成果物で本当に事業立ち上げるか?と言われるとNOで、解くべき課題、解決方法、市場での優位性、資金、共に働くメンバー、エンジニアリング力、情熱、これらを必要十分な形で揃える難しさを感じました。

成果

実際の業務でもプロダクトのリリース前の段階におり、グループワークでの経験や授業の知識を即業務に適用できることもありました。また、講座で学んだ事を積極的に共有する事で、プロダクト開発に興味があるというポジションを社内でも確立できました。

特にユーザーインタビューについて学んだ翌週に業務でもユーザーインタビューを行い、ユーザーのペインについて理解を深めながら開発の方向性を決めていくという点に自信を深めることができました。また以前から、今後の開発計画について柔軟性を保ちつつステークホルダーの期待をマネジメントする方法について悩んでいましたが、この講座に触発されてロードマップを作成したところ、チーム及び社内ステークホルダーとのコミュニケーションが目に見えて改善しました。

10週間の講座を終えて、受けてみて本当によかったと思っています。もし興味を持たれた方がいらっしゃったら是非検討してみてください!
今後深掘りしていきたいトピックもあり、学んだことの詳細も別途まとめたいと思います。


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