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満ち欠けしててよいのです

今日は、皆既月食で、今回「天王星食」も同時に見られ、
このような現象が日本で見られるのは442年ぶりのこと。

次に日本で見られるのは322年後と予想され、
きわめて珍しい天体ショーとしても注目されているそうです。

しっかりと目視できるかどうか楽しみではありますが
そこはテレビ映像やSNSの画像が確保してくれることとして。

Scrystaでは、新しい商品として、月・星・雲のシリーズを発表しました。

特に雲間から顔をのぞかせている三日月さん。
今は閉山していて入手困難な山梨の乙女鉱山の天然水晶でできた雲、
そして、しっかりと色みを感じるレモンクォーツをフロスト加工にして
雲にくすぶったお月様をイメージしました。

月や星はそれだけで絵になるし、
その全体の形状自体が完成していて
手を加える必要はありません。

でも、いつでも完璧な姿でいるっていうことも
そしてその完璧な姿を見せ続けているということも
そうそうなくて。

自然界も人間もいつも同じ、というか、
どちらが先か後か、というよりも
すべてが関わり合っているんだなと思います。

いろんなコンディションの時があっていいし
そういう自分を認めてあげようと思えるようになるまでに
だいぶ時間がかかりました。
(まだ許容できない時も多い。)

常にできうる限りきちんとしているべきだし
決めたことは絶対にやり遂げるべきだし
そうすることが正義であり、美しい。
プロフェッショナリズムとはかくあるべき、
ずっとそう思ってきたのですが
それは私だけの都合と美意識で。
いきすぎると自分も周りもやりづらいよね、
とやっと気が付いたのは最近です。

ただ、その過程がなければ今は無いし、
初めからゆるゆるしっぱなしの人には分からないものが
自分にはあるとの自負がある。

みんな違ってみんないい、は、
使い方を間違えないでほしい。

突き詰めたことがあるひとは圧倒的に強くて優しい。
その突き詰めるものは
勉強でも運動でも仕事でも趣味でも遊びでも何でもよくて。

そういう人に会うたびに、ほんとうに
すごいとおもうし、その穏やかさ、大きさに圧倒されるし
そしてその裏にある途方もない努力や苦しみや悲しみの深さにも
思いを馳せる。

一つでいいから
これだけは自信をもって自分のものと言えることを
持てるように。



ロンドンの夜空をイメージしました。







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