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134.クリスマス テディベアの始まりはドイツ

街並みのイルミネーションがとても綺麗ですね。
イルミネーションを見るとクリスマスが近づいてきたなーと感じます。

最近はクリスマスマーケットも人気で
関東でも六本木・明治神宮・押上・赤レンガと人が集まっていると聞きます。

クリスマスマーケットのチラシにもよく掲載されているのがテディベア。
かわいいし、暖かいし、子供と一緒にイメージできるもの。


実はテディベアって、タイトルにある通り
ドイツ発祥であること、ご存知でしょうか。

正直調べるまでアメリカ発祥だと思っていました。
というのもアメリカって何かと掛け合わせて流行らせたりイメージをつける
ビジネスの天才なイメージを持っているからです。
半分あっていて半分間違っていた認識。
その謎を紐解いていきたいと思います。

(海外が好きな私は、このような背景を調べることも好きで
知って改めて触れたくなる訪れたくなる、ということを繰り返しています。)


テディベアの始まりはドイツ

「シュタイフ」

この名前をご存知でしょうか。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、
ドイツで有名なくまのぬいぐるみのブランドです。

私がシュタイフを知ったきっかけは、子供の頃のドイツ旅行。
冬休みに家族でドイツ旅行にいき、クリスマスマーケットを楽しみました。
その時に近くのお土産屋さんにはたくさんのかわいいクマのぬいぐるみがあって
可愛いけどどうしよーって悩んでた時に行った
シュタイフのお店で一目惚れ。

ツアーの流れでシュタイフのお店には行ったのですが
「レア」「有名」「とても良いもの」とか言われちゃうと弱い私。
今は実家で見守ってくれていますが、毛並みが綺麗なぬいぐるみです。


そんなシュタイフの歴史を調べてみました。

世界で初めてぬいぐるみを作った人がドイツ人のマルガレーテ・シュタイフで
その方が設立した会社「シュタイフ」です。
子供たちの喜ぶ姿を想像しながら作った世界初のぬいぐるみは「ゾウ」。
大人用には針刺しとして提供していたそうです。

いろんな動物のぬいぐるみを作っては子供たちの喜ぶ姿が嬉しく、
「こどもたちには最高のものこそふさわしい」との思いを強く抱いたそうです。
素敵な想いですね。

マルガレーテの甥のリチャード・シュタイフは、
1902年に本物のクマのようなぬいぐるみを作ったそうです。
本物のように手足首が動くようになっています。

正直、私はシュタイフ=クマのぬいぐるみの会社
と思っていたので、始まりがゾウということに衝撃でした。
それくらい、お店にはクマだらけでした。


なぜテディベアと呼ばれるようになったのか

冒頭で、アメリカ発祥が半分あっていたという理由がここにあります。

1906年、アメリカでシュタイフのぬいぐるみが大人気になりました。
当時の米大統領はセオドア・ルーズベルト大統領。
大統領にもニックネームがあったようで、
「セオドア=テディ」とかわいい愛称があったそうです。

数々のクマエピソードを持っていた大統領と
愛称のテディが掛け合わされて
クマのぬいぐるみが「テディベア」と呼ばれるようになったそうです。

まさかの大統領の愛称。
アメリカらしいですよね。
日本では怒られそうなイメージですが、アメリカらしい文化と
愛称で親しみやすく国民から支持されていた大統領だったのかなと
感じさせるお話です。



実はDisneyと提携もしているシュタイフ。
良いものには愛情と歴史と想いが詰まっており、
長く愛される理由が詰まっていますね。


小さい頃は大嫌いだったぬいぐるみも
小学生頃から大好きに変わり、
今はミッキーと一緒に暮らしています。

実家にはクマのぬいぐるみが3体。
大事に残しているので、いつか自分の子供にも
長く愛してくれるテディベアをプレゼントしたいなと思いました。

日本にもシュタイフのお店があるそうなので
クリスマスプレゼントにいかがですか。



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