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野良のみち。 散らかる文/青紗蘭

つらいつらいと泣くものがいるなら、そっと寄り添いその人の道をみつめたい。

罪と罰を背負うものがいるなら。
その方の言葉を静かに
流れゆくまま受け取りたい。

欲が満たされぬものがいるなら。
感じることの調和をともにまなび、味わい。
幸せを沁みる練習を幾度でも。
笑顔になるまで幾度でも。

孤独の砦にこもる者がいるのなら。
あなたが、扉をあけてくれるまで
花を捧げよう。
あなたの心に明かりを灯そう。
温もりに気づくその時を越えるまで。
自身で灯せるようになる日まで。

私の身、朽ち果てるまで。
他者は何時かの私だ。

輪廻するなら次の私に托すまで。
ともに学んだものに残してゆくまで。

それが、わたしたる野良のみち。



師匠の姫柿。

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