あの人に、あの時、会って話を聞いておけば、
という後悔に近い気持ちを持つ事があります。
しかし、その時にはすでに遅し、
お会いする機会も叶わず、という事も多々あります。
（ありませんか？）

私は亡くなった親族に話を聞いておけばよかった、
という事が最近しばしばあります。

特に戦争の話。
今日は真珠湾攻撃から80年ですが、
自分の祖父母から当時の話を聞いておけたらよかった
と思わずにはいられません。

もっとも私は生前の祖父を知りませんので
祖父から話を聞く事はそもそも難しい事なのですが、
祖母からは聞く機会があっただけに
残念で仕方がありません。

しかし
こういう事は自身の中でアンテナが立たないと、
なかなかその話を聞きにいこうとは思えないものです。
幼少時の私が
戦争にまつわる話に興味関心を持っていなかったので、
難しい話ではあるのですが。

ただ、私の母親が小さい頃に聞いた、という話を信じるなら、
なかなか壮絶かつ大変な綱渡りをしていたようです。

当時は中国に渡っていたようですが、
正に命からがら引き揚げ船に乗って
逃げ帰ってきたらしい、のですが、
『大地の子』の話に近いものがありますね。

そもそも何故中国に渡ったのかは
本人の談を知らないため詳細不明ですが、
満蒙開拓団のように農業移民だったのか
大陸で一旗上げようとしたのか。
この辺の話を聞けたらならば、
人生の山谷を知る事が出来たかもしれません。

この辺は
自宅に何かしらの日誌や記録が
残っていないかを探しているところですが、
全く見当たらず。。。

当事者が生きている間に
聞ける事は聞いておくべきだ、と強く思いましたし、
加えて自身も何かしらの記録を付けておく事が
後世のためには必要不可欠かな、
と強く思った次第。

私の記録でもいつかは役に立つかも？
しれませんから。