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冬の月光 《詩》

「冬の月光」

逢う事の無い陽の光 

こだまし誘われ

僕は言葉無く ただ影を踏む


瞬く時は夜半の風と名も無き剣

疵跡ひとつ残さぬままに

あの鐘を鳴らし夜を迎える


冬の月光 生き延びた言葉 

記憶に留め

そして 影を踏む

真の慈愛をと叫び 

また 影を踏む

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