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窓の外の初秋 《詩》

「窓の外の初秋」

ホテルのバー 

カウンターのトロピカルドリンク


灰皿の上で
ゆっくりと燃え尽きる煙草

ノックされる事の無い
扉の音を聞いて

鳴る事の無い
電話の音を聞いていた


「Tell Me」… ミックの声が聴こえた


こんなに沢山の人が居る世界で

僕が電話をかけられる人は 
ただひとりだった


窓の外の初秋が それを拒んだ


季節が
変わってしまった事を思い出した

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