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本と栞


わたしは読書が好きだ。

こうやって定期的にnoteを書くほど、文章を書くのが好きで、物書きを目指すことになった原点も本だ。

本はいつも私をどこかに連れていってくれる。

本の中の主人公が連れていってくれるというより、本の中のことばが私をどこかに運ぶのだ。

難いことばも、優しい言葉も、時には棘のある批評だって、まだ見ぬ世界への飛行船になってくれたりする。


本にはさまざまな種類がある。

児童書、自己啓発書、サスペンス、エッセイ、SF、詩集、新書などなど。

さまざまなジャンルの本が人の置かれた主体的な状況、環境的な状況に適応して、新しい学びと未来を与えるために存在する。

本は生き抜く知恵をくれる。

他人の人生を教えてくれる。

本から学んだことは未来につながると思うのだ。

毎日通う学校しか知らない、身近な友達と比べることでしか自己をはかることができない16歳の私に未来を与えてくれるものなのだ。

そんな私は本に昔の思い出の写真を栞として挟む。

江國香織の本と思い出の写真

昔の自分の写真を本に挟むことで、なぜか未来と過去が交差しているような気持ちになれるのだ。

不思議と過去も未来も全部愛しぬける気がするのだ。

今日思う存分読み終えたら、自分の未来を紡いでくれる物に大切な過去を挟む。

そして明日、過去が挟まれている地点まで辿って、未来を読む。紡ぐ。

ここは未来と過去が交差する場所。

ねえ、未来の私、過去の私、元気にしてる?

私はずっとこんな感じさ。

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