神保町古本まつり
行ってきました神保町古本まつり。上京してから待ちに待った本の祭典。超エンジョイしてきました。
このために、できるだけ節制し、バイトを増やし、お金を貯めてきたことか。
溜めた力、いや貯めた力を存分に振るい、最高に楽しむことができましたとも。今回は僕が買った中で特によかった本を厳選して紹介します。
「媚薬」
僕は学問の中でもエログロ系が好きで、そういうのを真剣に学び考えたい人間です。なかなか人に共有できない趣味ですがね。
なので、古本屋でエロに関係している本があれば、あまり中身は気にせずに蔵書に加えてしまいます。
この「媚薬」もその一つ。これを買ったせいで、媚薬と名の付く本は3冊になってしまいました。近々、媚薬の面白い話も記事にしたいです。
「古本屋になろう!」
これは見かけた瞬間に購入を決めた本で、ちょっと中身見ただけでも結構いい本でした。これを新書でお安く買えるのが古本まつりよ。
この本の概要は既に表紙で書かれています(引用)実際、しっかりとマーケティングが書かれていて、最初思っていたよりちゃんと古本屋にしてくれそうな感じだし、他のジャンルの商売にも応用できる知識も付くのでかなりお気に入り。
ただ2014年の本なので、時代が変わってしまっているところがマーケティング本ならではの傷。「古本屋になりたいな」というのは割と真剣な夢の一つでして、時代は異なっても僕のニーズにがっつりあってくれました。
あと欲を言えば古本屋経営者あるあるの本とかあればいいなぁ。
ちょっと狭い古本屋で、ラジオを流しながら本の検品作業してるおじさんとか、憧れませんか。
「黒蜥蜴」
これが一番大きな買い物でしたねー。三島由紀夫の「黒蜥蜴」、知っている方はいますでしょうか。コアな三島ファンだったら知っていると思われます。
「黒蜥蜴」とは、江戸川乱歩原作の明智シリーズを三島由紀夫が戯曲化したもので、映画化もされています。
主演美輪明宏。三島由紀夫も俳優として登場しています。映画は見たことがないのですが、前に装丁を見て、一心に「カッケー!」と思っていたので、つい買ってしまいました。
それで値段が5000円だったんですよ。シミとか破れがあって5000円ぐらいが相場かと思っていたので、値段は普通かな。外側が超きれいだったので、中身がちょっと汚れてるのかなと思っていたのですが、これ、非常に状態がいいんです。
帯も箱も付いてて、中身も傷一つない。すんげいきれい。ここまで完璧だったら、1万はしてもいいはずなんですが・・・。
店長さんがまけてくれて、4500円で買いました。お宝を手にしてしまった…。初めて貴重品を触る用の手袋を買いました。大げさかもしれませんが、僕にはそれだけ三島由紀夫に、この本に価値があるのです。
ただそれだけ。
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