【育休も良いけど、父ちゃんよ、これやって!①】プレパパのブライダルチェック

少子化対策だとか、男性の育児参加だとかで、最近何かと話題なっている育児業界ですが、育児期に入るよりもっと前から少子化対策、育児参加は始まっている!と筆者は考えます。今回は、将来的に子どもを…とお考えの男性やそろそろ結婚を意識し始めた男性の皆様に、プレパパ以前に、是非挑戦していただきたいブライダルチェックのお話です。


ブライダルチェックとは何ぞや

皆さんはブライダルチェックなるものを聞いたことはありますか?
自分の現在の状態が妊娠に適しているかどうかを検査するもので、男性の場合は、妊娠させられるかどうか、妊娠をさせた時の母子への影響はないか、を性感染症や精子の活動性、男性ホルモンの状態などを血液検査、尿検査、性液検査、必要時には、視診などを行いチェックするもので、受診する医療機関によって検査内容は異なります。
最近では、不妊治療を受けるカップルも増えているので、結婚が決まったら、二人で検査を受ける方もいるようです。

プレパパにブライダルチェックやってほしい3つの理由

1.現実を受け入れ、今の自分から目を背けない

女性の場合、思春期に始まる月経と毎月お付き合いし、その時々で自分自身で体調と向き合い、必要時には病院を受診することもあります。いざ妊娠となれば、病院で様々な検査を受け、今の自分の状態を嫌でも見せつけられることになります。
一方の男性は、妊娠に関して、自分の状態を知る由もないですよね。
代わりに妊娠、出産できない男性にも現状と向き合う勇気を持って欲しいです。特に、性感染症は女性一人だけで解決できる問題ではないので、必ずパートナーの協力が必要です。また、自分の精子の状態を知れば、望んだタイミングでの妊娠にも近付きやすくなります。
当たり前のことだけど、妊娠は女性一人でできる訳ではないので、男性もちゃんとそのことに向き合って欲しいのです。

2.当事者意識を持つ

妊娠中に否が応でも母親としての自覚を持たざるを得ない女性に対して、自分の子どもがどこかで少しずつ成長していても痛くも痒くもない男性は、父親としての自覚を持つのはなかなか難しいこともあると思います。しかし、一度誕生した生命は待ったなしで成長し、一人の人間として形作られていき、父親の自覚なんてもんはお構いなしです。
妊娠、出産、育児に関して、モヤモヤすることの一つに、父ちゃんの当事者意識の薄さがあります。妊娠前から自分も親になることを自覚して、母ちゃんと一緒に必死で育児に取り組んで欲しい。ブライダルチェックをその入り口にするのもいいのでは?と思うのです。

3.妊婦健診を疑似体験する

筆者がブライダイルチェックをお勧めする最大の理由は、男性が決して受けることのできない妊婦健診を少しでも疑似体験してほしい!ということ。生物として男性は妊娠、出産はできないけれど、自分の遺伝子を受け継いだ子どもがこの世に生み出されるまでの間、パートナーがどんな経験をしているか、知ってますか?

例えば、
妊娠検査薬で陽性反応が出た…あるいは、性器出血や腹痛、下腹部の違和感などの体調の変化を自覚して、産婦人科を受診した場合、問診や尿検査の後、内診や経膣の超音波検査が行われる。下着を外し内診台に乗ると、半ば強制的に脚を広げられ、器械を挿入される。程度の差はあるだろうけれど、相手は専門家であり、自身や子どもの生命のためとは言え、最もプライベートな場所を他人の前に晒す時、不安や緊張、不快感を覚えない女性はいないと思うのです。そして、妊娠が確定すれば、さらに出産後まで何度となく、内診や経膣エコーは行われます。その度に、緊張、不安、不快感、羞恥心と闘っているかもしれません。正直、あなた一回内診台乗ってみな!って言いたい。
男性には、パートナーが産婦人科の外来でどんな風に過ごすのか、病院で何をしているのか、想像して欲しい。

「赤ちゃんの経過は順調だった」と伝えてくれたパートナーに、「あなたの経過は大丈夫か?」「診察の時、苦痛はなかったか?」「嫌な思い、不安なことなかったか?」を聞いて欲しい。是非、寄り添ってほしいと思います。
パートナーのお腹にいるのは、何たってあなたのお子さんなんですから‼︎

今回は、男性に挑戦してほしいブライダルチェックのお話でした。
皆さんの経験やこの記事の感想等、コメントいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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