見出し画像

孤独のデメリット多すぎ問題

引き続き優しさの正体を探りながらこの本を読み進めている。



孤独によるデメリット多すぎ問題

この本を読み進めていく中で、孤独のデメリットが多すぎて衝撃を受けている。

孤独感に歪められた社会認知のレンズを通すと、まわりの人が実際よりも批判的だったり、抵抗意識が強かったり、悪意に満ちていたり、無愛想だったりするように映るかもしれない。孤独感のせいで、否定的な評価に対するごく当たり前の恐れが批判を寄せ付けまいという覚悟に変わるにつれて、こうした解釈はたちまち予期になる。

『孤独の科学』

確かに、、!!!!

一度孤独感を募らせ始めると周りの人がどんどん敵対的に見えて、普段だったら気にならないことでも「あ?嫌がらせかコラ?」と何かにつけてストレスを感じてしまう。
そして被害妄想の沼にズブズブ沈み、気がつけば光の届かない深い深い海底で踠くこともできずにただただ膝を抱えて三角座りしていることが多々ある。

脳科学的、神経科学的に見た”孤独”は他にも衝撃を受けることが多い。
ほとんどは悪い意味で。サッと読んだだけでも

・他者に対して敵対的な視線を感じやすい
・批判回避のために先んじて批判的になる
・すべての行動に消極的になる
・他者からの理不尽に抗議する力が下がる
・人を信じられなくなる
・誰かの幸福な出来事に共感できない
・誰かの不幸な出来事に過剰に共感する
・あらゆる病気のリスクが上がる
・食べ過ぎ、飲み過ぎで孤独を紛らわせようとする
・うつ病になるリスク

とにかく孤独によるデメリットが多すぎる。そしてやっぱりうつ病入ってきたか、!
あと、過剰に誰に対しても批判的・攻撃的な人を見ると
「あぁ。この人寂しいんだろうな、、。」と感じていたのは、あながち間違いではなかったのだと気づいた。


孤独と優しさの関係

優しさというテーマを掲げて読書をしている自分からすると、この本を読んで、孤独を感じている人の攻撃性、そして孤独を感じている人が増えているという研究結果から、”孤独”という問題を解決することは人間が優しさへと回帰するために重要なキーになるだろう。

前回のnoteにも書いたように、孤独は関わる人数の問題で解消されるものではなく、極めて主観的なものであることもこの本から学んだ。
つまり孤独を解消するためには多くの人が心理的な安全性を担保した状態で安心して話せる環境、プラスマイナス問わずに感情や考えを共有できる相手が必要である。それらをきちんと人生に適応させていくことが、優しい社会を作っていく上では必要不可欠だろう。


次回に向けて

この本は幸いなことに孤独の解消方法も記述して本を終えている。
次回は孤独の解消方法をまとめるとともに、しかしその方法では解消できない時にどんな手段が必要になるか個人的に考えてみる。

この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?