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できるリーダーは「これ」しかやらない|読書記録#1


いつも、後回しにしがちな読書ですが、時折読んでアウトプットしていこうと思います。

この本を読むにあたって

世間一般では、リーダーシップというものが流行っているように感じる。一人一人がリーダーシップを育んで、物事に力を入れていくことで、世の中がもっと良くなっていくのではないか。僕の所属する団体もまさにリーダーシップを育むことを使命としている。

じゃあ、リーダーってどんな人だ。どんなことをするのだ。リーダーという経験をしていかないとわからない。概念的なあるべき姿は描けない。しかも描いたとしても正解なんてまだまだわからない。だから、多くのリーダーのあり方、考え方を取り入れたいと思った。

今回読んだうち、特に響いた二つの話題について書こうと思う。

マイクロマネジメントがメンバーのチャレンジ精神を奪う

マイクロマネジメントとは、メンバーがやる作業を事細かにチェックし、操作することを意味する。いつ、誰が、どれくらい、何をやるのかを逐一報告させて、確認する。

まるで監視しているように、小さなことまで徹底させる。

僕はふと思った。組織全体で今どんなことが起こっているのか、小さなことまで細かく把握したい、って思っていた時があった。というか、今も思っていると思う。

どこで何が行われていて、どんなことが話されたのか。結構気にしてしまう。性格上周りのことを気にするタイプなので、そうなのだろうとも思うが。

メンバーに対して、「これやった?」というリマインドをとてもとても細かくしていた時があった。彼らにとって、それはとても苦痛でまるで自分がやりたいようにやれないことを感じていたんじゃないかな。

そんなマネジメントの方法では、メンバーはやりたいようにやれない。自分の我を出して、できなくなってしまう。


対して、なぜそこまで事細かに行動を監視するのかというと、行っていることが順調に進んでいるか「不安」だからである。自分が責任を持って、リーダーとして実行していることが達成されなかったときの不安が大きく、なかなか任せ切ることができていない。

しかし、この本では、目標が達成できない「不安」より、メンバーが成長しない「不安」の方が大きいと言っている。間違いない。マイクロマネジメントをすることで、メンバーが何も成長しなかったら、それこそリーダーとして存在する意味や、チームが一歩前に進んでいくことはできない。

メンバーは「やらされた仕事」では成長しない。他責になって自分で改善行動を起こさないからだ。「目先の目標」ではなく、「メンバーの成長」に目を向ける。自己決定感を持たせることで、失敗を自分ごとと捉え、次にどう改善すればいいのかを考えることができる。

多少のミスすらも、メンバーの成長には必要になる。ミスを利用して、次はどうするか考えされることで、自分で考える力をつけることができる。

切り替えができないメンバーをどうすればいいのか

いつまで経っても言ってることを理解してくれないメンバーや、同じミスをし続けるメンバーがいた時、なんでわかってくれないのかと憤りを感じる場合がある。(ここまで極端ではないが、ちょっと経験はある。)

毎回そんなことを言っていてもしょうがない。今まで育ってきた環境が違うから、培ってきた経験が違うから、互いに理解できないことは当たり前である。

だから、当たり前と思わずに一つ一つ丁寧に教えるようにする。ルールから丁寧に教える。

それくらい言わなくもいいんじゃ、、と思った時点で様々なことが噛み合わなくなる。

当たり前は、その環境にいる人にとっては当たり前、一度外の世界にいけば、今までの常識なんて全く通用しなくなる。

「基準を示すこと」「基準をもとにフィードバックをすること」によりその組織やチームの風土・文化が育まれ、行動や所作が養われていくことになる。

リーダーが自分のことは後回し

本を読んで総じて感じたのは、リーダーは自分のことは第一にしていない。チームのメンバーのことや、組織のこと、社会やお客さんのことを考えている。

じゃあ自分は大事ではないのか、と言われるとそうではなく、誰かや何かを第一に考え、行動することで、自分自身を高めていくのだ。

リーダーであるために、常に周りにどんな影響を与えるべきかを考えたい。

僕はまだまだ甘いリーダーだ。自分のこともまだまだ考えてしまう。少しずつ、あるべきリーダーを思い描きたい。




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