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【ライブラリ】notes

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2021年8月の記事一覧

暮らしの中にこそ、アートは必要だ。

アートを買える場所が増えたなと思う。服屋さんやインテリアショップ・カフェ・書店でも展示・販売しているのを目にするし、ウェブで買えるサイトも増えていて、手に入れやすくなりました。 最近、雑誌などメディアでアート特集が組まれたり、スターバックスで若手アーティストのアートが買える店が出来たり。特に現代アートが面白い。 私は5年ほど前から、インテリアに色でアクセントを入れるのを目的に「買える」アートをみて回るようになりました。その中でも一度にたくさんのアートに出逢えるアートフェア

たった一人が書いた本を読むことに人生を懸けると決めた

作家・橋本治と聞いて、いったいどれだけの人がピンと来るのだろう? 夏目漱石のように学生時代に習って知る人でもないし、SNSで読書家と自負するアカウントでも頻繁に目にする名前ではない。 それでも私は、橋本治の本を読むことにこれからの人生を懸けると決めた。 知る人ぞ知る、ではないけれど、確かに橋本治を読んでいる人はいる。でも全部の著作を読んだ人は恐らくいないだろう。 なぜならば、分野があまりにも多岐に亘るから。 橋本治を知らなくても、よく読書をする人であれば「上司は思いつきで

【古典ギリシャ語をはじめませんか?】第2回:古代ギリシャの名言・格言

堀川宏 なんとなく心惹かれるけれど「難しい」とも言われる古典ギリシャ語ですが、実際に学んでみると楽しいことが色々あります。このnoteでは私が面白いと思うことを中心に、あれこれ記してみようと思います。ぜひくつろいだ気持ちでお読みください。  古代ギリシャの人々が発した言葉は、名言や格言などの形でも伝わっています。そのなかから今日はいくつか有名なものを紹介してみようと思います。どこかで聞いたことのある言葉があるかもしれません。  まずは「始まりは全体の半分」という言葉から

【古代オリエント1】 オリエントとは・・・

●世界史シリーズ Sec.1  「世界史」のベーシックな通史を,できるだけ因果関係明らかに,適度にくわしく,しかしマニアックにならない程度に記していくことを目標としています。  原則として,高校「世界史B」のカリキュラムをベースに進めますが…  700万年にも及ぶ「先史時代」はいったん省いて,「古代オリエント」から始めます。  直立二足歩行の人類誕生に始まる「先史時代」は,本来,人類学や考古学の範疇にあって,歴史学(文献史学)では扱えない領域だからです。  まずは,

ビジネスに役立つ政策の図解まとめ5個

今回は、ビジネスに役立つ政策を5つ図解しました。 追記: ついに「政策図解」が本になりました。これまでnoteで書いた記事を大幅加筆して生まれました。社会のしくみがみえてくる、50の政策を図解した本です。よければぜひご覧ください! ビジネスに役立つ、とひとくちに言っても、スタートアップを支援するものや、技術を保護するもの、農業という特定の領域での実証を支援するもの、大きな規模のプラットフォームを規制するもの、ビジネスの基盤となる決済手段をアップデートするものなど幅広い切り

NPO・社会的起業って善いことですか?

僕は今年で25周年を迎えたNPOの代表ですが、いつからか言われるようになった「社会的起業」という表現に、ちょっと過剰なものを感じています。そもそも、NPOの活動や社会的起業ってそんなに善いことなのでしょうか? 社会を支える無意識の社会貢献NPOや社会的起業など、「社会貢献」を掲げた活動や組織体があります。利益を目的とするのではなく社会貢献を目的とするという点で、一般企業とは異なります。 でも、普通の会社だって、社会課題を解決しています。「営利目的だ」と言えばその通りなので

SF文芸誌 『SCI-FIRE 2021』製作中 !!    2021年11月発刊に向けて

こんにちは、甘木零と申します。SF文芸同人誌 『SCI-FIRE 2021』の責任編集者です。 「SCI-FIRE (サイファイア)」は2017年に結成したSF作家のコミュニティであり、年一回発行している誌名でもあります。母体となったのは ゲンロン 大森望SF創作講座 第1期生でした。 2016年に開講した同講座1期は2017年3月に修了しました。高木刑「ガルシア・デ・マローネスによって救済される惑星」が第1回ゲンロンSF新人賞を受賞。高橋文樹「昨日までのこと」が飛浩隆賞に

プロローグ:ユクスキュル研究に向けて

Jakob Johann Baron von Uexküll 1864年-1944  このnoteでは次の個人的な関心に絞って記事を書いていきたい。 ① :ユクスキュルに関連する資料(ドイツ語あるいは英語)の翻訳とその要旨 ② :①に関連するキーワードの紹介と考察  以下はnoteに記そうと思ったきっかけである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  最近、「環世界 Umwelt」という生物学の古典的概念が再注目されている。国内のみならず、海外でもその

疲れたOLがほわほわのコロッケを作る

生きるの辛いならコロッケを作るんだ

コロナ地獄を救ったカレー

2021年7月末から約2週間ほど、コロナを発症した。 発症から3〜4日ほどは39度前後の高熱が続き、さすがに辛くてそこから解熱剤を飲み出したが、解熱剤で37度台まで下がる→しばらくするとまた39度前後まで上がるの繰り返しで、7〜8日目くらいまでは「生きているだけでつらい…」と布団でうめく毎日だった。 その後、9〜10日目くらいから症状が目に見えて改善し、10日間の自宅隔離期間が終了。そして15日目くらいから、ほぼ完調といえる程度まで回復した。それでも、発症から17日ほど経