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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2022年1月の記事一覧

果てしない文章推敲を「3ステップ」で効率的に終わらせる方法

文章は、「これで伝わるだろう」という淡い期待を簡単に裏切ります。伝えたいことを期待通りに伝えられるようになりたいのなら、「表現の質」を高めるための推敲の技術の習得が不可欠です。 この記事では、大切ながら手間のかかる推敲を「効率的に」実施する方法を紹介します。ほとんどはじめて論文を書くことになった学生さんが、論文原稿(卒論・修論)の価値を飛躍的に向上させるうえで役にたちます。また、論文に限らず、「正しく、詳しく、丁寧に伝えたい」という気持ちで文章を書こうとする場合には、さまざ

お宝ノートの軌跡 ~小学生から京大までのノートたち~

小さい頃からノートに書くのが好きだった。 いまはタブレットとか、はやっているみたいだけれど、私は自分の子どもたちには、紙に自分の手で書く大切さを伝えたい。 好きだったし、いまも好きだ。 * お正月に、実家で私の色々を整理していると、たくさんのノートが発掘された。 あぁ、懐しい。あれも、これも。 そのまんま覚えている。記憶どおりのノートだった。 ずっと、がんばってきたんだなぁと、少し色あせた実際のノートを手にしながら、ただただ、うれしくなった。 そんなコレクション。

研究ポイント【制作過程 #01】

着眼点の見つけ方4月下旬から1ヶ月半ほど、本屋の「何に着眼するか」でずっと考えていました。日本の本屋・出版の歴史を知るほど難しくなっていく課題にかなり悩まされました。この時、自分の体験を思い出し、根本的に気になることが無いか振り返りました。また、たくさんの参考資料を読んで、いろんな時代の本屋の知識を得ながら、個人的に気になった本屋を書き留めていくことにしました。手書きでA5のノートに書き留めていたら、最終的に4冊ほど消費していました。 売ってもおかしくないクオリティ(自分が

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その我慢、本当に必要?未来の自分に相談しよう。

休むを選ばせてくれた人々へ

至って元気ですっていう記事なんですけど、その過程で元気って言えるかなぁ!?ほんとかなぁ!?という文章が時折茂みから飛び出す仕様の記事となっています。新年早々陰気な話は聞きたくないんだぜ!の皆様におかれましてはここで引き返して頂き、いつか心から陰気臭さを求めた時にまたお立ち寄りいただきますようお願い申し上げます。 突然なのですが、私は正月に産まれました。一月二日、正月ど真ん中。母ちゃん曰く今まさに太巻を食べようとしたところで産気づいて私は産まれてきたのだそうです。この食いしん

資生堂でメイク教わってきた

皆さんは資生堂銀座本店で行われているパーソナルビューティーセッションをご存知でしょうか。 このパーソナルビューティーレッスンは、資生堂のビューティーカウンセラーさんによる個室での美容に関するレッスンを受けられるものです。 実はこのレッスン、予約がなかなか取れないほど人気なのです。 かく言うしろみさんも、初めて知った時から3年目にしてやっと予約が取れました。 この記事は、化粧に対して成功体験をしたことがない人に届いてほしいと思って書きました。 しろみさんのスペック下記を読んで

“問いストーリー”

「おもしろかったです、ストーリーを感じたというか…」  昨日は、同僚の先生が、ぼくの授業を観に来てくれました。観ていただいた時間は、全くいつも通りの展開の授業でした。そのときの授業は4年時生(高校1年生)の生物基礎。内容は「植生」の2回目。いつも通りに、「ホット・シーティング(演劇的手法の一つ)」から始まる「アクティブラーニング型授業」です。現在、この学年の授業では、AL指数を50~60%程度に設定しています。  そこで、観ていただいた後に観てくださった先生からいただいた

「仕事って悪くないかも」若手社員と中学生が“働く未来”をソウゾウしてみた

創業者・松下幸之助は未来を担う若者たちへの応援メッセージを数多く残しています。その思いは、いまもわたしたちの大きなテーマのひとつ。連載企画「youth for life(ユースフォーライフ)」では、若者が、自分や誰かの人生とくらしのために、その「青年の力(興味、関心、熱意、素直な心)」を大いにのびのびと、正しく使おうと模索する姿を発信していきます。 2021年12月、パナソニックセンター東京で、東京都江東区にある「小中一貫校 有明西学園」の8年生に向けて社員と学生の交流会が

『マッグガーデン公認 日本語学習者のための“魔法使いの嫁”で学ぶマンガの読み解き』が発売されます

デジタルハリウッド大学(DHU)のプロデュースで、書籍がマッグガーデン社より発売されます。 DHU学発プロダクト 『マッグガーデン公認 日本語学習者のための “魔法使いの嫁”で学ぶマンガの読み解き』 発行‏ : ‎デジタルハリウッド 発売 ‏ : ‎マッグガーデン 発売日:2022/2/10 定価:2,800円(本体2,545円+税) 言語 : ‎日本語 単行本 : 256ページ 判型‏ : B5判(ソフトカバー) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4800011718

思春期vs規範

 8日の土曜日が24時間当直で、数時間おきにやってくる病棟業務や臨時受診には対応していたものの、それ以外の時間は比較的自由だったので、医局で眠ったり、論文や原稿を書いて過ごした。  ソファに寝転がってウトウトしていたとき、突如ガチャガチャっと医局の扉を開けようとする音がしたので目が覚めた。  当直は一人でしているので、医局に他の医者がやってくる可能性はなく、では誰?と思って背筋のあたりが冷たくなった。  まさか暴漢?しかし、暴漢であれば扉をガチャガチャとやるといったマイ

2022年共通テスト「世界史B」 の全問解説

この全問解説の文章は、 1 共通テストの問題を素材に重要事項を整理したい受験生 2 世界史が苦手で、勉強方法に悩んでいる高校生 3 世界史を学びたいと思っている社会人 に読んでほしいと思いながら書きました。 今年の共通テスト「世界史B」の問題点については、すでにnoteに書いて多くの人に読んで頂きました。また、共通テストの形式にも問題があることは、世間に認識されつつあります。 世界史に関して言えば、たしかに設問の多くが良問ぞろいであることは否定しようのない事実です。そして

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目下、話題の「政府、教育データを一元化」について

1月7日に牧島かれんデジタル大臣の記者会見について報道された記事、例えば「政府 学習履歴など個人の教育データ デジタル化して一元化へ」が出てから、SNSでは「#教育のデータの一元化に反対します」というハッシュタグとともに、批判の声が上がっています。 SNSには「一体誰がこういうことを思いつくのか?」という疑問を投げかける投稿もありました。 これに関わった人の一人は私です。そして、最初に明言しておきますが、国は、個人の教育データを一元的に管理することは全く考えて

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【CLIENT WORK】まっぷるキッズ『はっておぼえる せかいのくにぐに』(昭文社)

学校ガチャは終了の新しい当たり前を目指して(1月8日オンライン登壇します)

中教審でご一緒している 堀田 龍也 先生主催の、教育関係者向けのセミナーにお誘いいただきました。今週8日(土)14:00~16:30でオンライン開催、無料です。 現状、公教育は平等、ということになっていますが、公教育を助けるシステムは行政ごと学校ごとになっていることが多いです。学校という建物や、一律の資格をとった教職員の数などは一律の基準をクリアしていているから、教育は平等に質の担保をしているようにみえるけど、例えば、先生の多忙をサポートするための仕組みや、学校に行けない生