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世界三大叙事詩

イーリアス

"イーリアスは、イケターの国王にして英雄のオデュッセウスの凱旋後を描いた「オデュッセイア」と並ぶ英雄叙事詩であり、小アジアのイオニア地方の生れ紀元前8世紀末に活躍したギリシア最古最大の叙事詩人ホメロスの作品です。

イーリアスは、ミケーネを中心とするアカイア人と小アジアのトロイアとのトロイア戦争を題材にした英雄叙事詩であり、主人公アキレスの憤怒からイーリオスの兜きらめくヘクトールの葬儀までを描いた作品です。

作品では、「アキレウスと総帥アガメムノーンの確執」や「パリスとメネラーオスの一騎打ち」に始まり、「へくとーる4とアキレウスの一騎打ち」など一度は耳にしたことのある伝説ばかりです。

オデュッセイア


オデュッセイアは、ホメロスが書き綴ったイーリアスの続編的とも言える英雄叙事詩であり、トロイヤ戦争に勝利したイオニア諸島のイタケー王であるオデュッセイウスの凱旋途上10年間に及ぶ漂泊期間が描かれている作品です。

オデュッセイアでは、帰還しないオデュッセウスが死んだものと考えた財産目当ての求婚者がオデュッセウスの妻ペーネロペーに言いより横暴を働いたことから息子のテーレマコスがオデュッセウスを探すために旅立ち、冒険を終え帰還したオデュッセイアはアンティノオス一族と求婚者及び裏切り者のメランティオスに復讐を果たします。

マハーバーラタ

マハーバーラタは、古くは紀元前18世紀頃の中央アジアの遊牧民であったインド・アーリア人の歌詠を編纂した「リグ・ヴェーダ」に登場する「バラタ族の物語」であり、世界3大叙事詩であるとともにインド2大叙事詩とされています。

作者は、インド北部を流れるガンジス川最大の支流ヤムナー川に浮かぶ島で生まれたドヴァイパーヤナとされ、ドヴァイパーヤナはインド神話に登場する聖仙であるだけでなくバラモン教とヒンドゥー教の聖典「ヴェーダ」を編纂した人物です。

物語は、ドルバタ王子とドローナの2人の身分格差に起因する復讐の連鎖を描いた作品であり、ドローナの復讐に手を貸したパーンダヴァの5王子も復讐に巻き込まれるとともに師であるドローナと対立し悲しい結末を迎える作品です。"

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