きっかけ

暑い、とにかく暑い…。
台風の影響や何やらで午前中の電車が止まっていた関東の午前中。前もって止めてしまうことは正しいと思うし、いいことだと思う。
そのせいかいつもはがらっがらのローカル線に学生やら会社員がごった返していて妙に混んでいる。首都圏は地獄絵図らしい…。ほら、向かいのホームにものすごい人がいる…。外に出るんじゃなかった、休みにすればよかった…。
何も午前中を休みにして午後からでも仕事や学校に行って、というか運営する必要があるのだろうか、もういっそ休日にしてしまえばいい。
会社員がこれで普段18時に帰れるところを21時まで仕事をすることになるならいったい誰が幸せになると言うのだ。
企業や学校は始業時間にうるさすぎる、そのくせ終業時間については何も言わない。むしろ時間通りにしようとすると眉をひそめられることもしばしばな気がする。この対称性のなさにはあたしは違和感しかない。
違和感といえばもうひとつ。こういう時に電車が遅れることをなぜ鉄道会社が申し訳ありませんと言うのだろう。何ひとつ悪いことはしていないのに。まぁそうはいかないのが世間なのだろう。ただ、これをこれが世間だからと受容するのもどうかと思うが。

そんな就職経験もない若者が文句を言ったところでそろそろ本題…。

まぁ前置きでもないのだが、実はあたしは大学に入る前に結構足踏みをしている。ちなみに1年ではない。理由はと言われればポンコツだったから、迷走していたから、その辺りに尽きるのではないだろうか。長い時間をかけたわりには大した結果も出なかったので引け目を感じるところはあるのだが。ただ最近は気にもならなくなったしむしろ経験として上手く還元できているのではないのかとさえ思う。そのせいでずいぶん歳の食った大学生をやっている。

さて、そんな事情もあって長らく社会から隔絶されていたあたしは大学に入ることを機にバイトを始めようと思い立つ。最初は社会との接点を持つとか部屋から出るとかそんな意味合いが強かった。
選んだのは塾講師、ずっと勉強していたわけだし何より自分のやってきたことの延長でできるのがよかった。時給1000円だった。きっと当時の周辺で1000円だと多くも少なくもなかったのではないだろうか、比較せずココッ!と勢いで決めてしまったのでよく分からない。結局その塾には2年程いた。まぁあたしの性格も絡んでくるのだけれど色々あった。これについては次回にしようかな。

これでもかと詰められた満員電車、地獄絵図の意味が徐々に分かってきた。やっぱり休みにすればよかった。こんな時間にこんな思いまでして会社だの学校に行こうだのなんてやっぱりどうかしてる。

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